きみに贈る本きみに贈る本
著者:中村 文則
中央公論新社(2016-05-07)
販売元:Amazon.co.jp

作家は何を読んできたのか、それらは人生にどんな影響を与えたのか。
最強の「中二病」小説、それぞれの青春時代の読書、価値観をひっくりかえされた本、国語辞典の「読み方」など……
6人の小説家が自身をふり返り、おすすめの本と独得な読み方を紹介するユニークな読書案内。
うち1冊は自己紹介をかねて自作をとりあげる。中日新聞/東京新聞夕刊での好評連載を書籍化。巻末には6人の執筆者へのQ&Aも収録。

作家さんが影響を受けた本を紹介する書籍です。
登場する作家さんのうち未読だったのはお二人。
作家さんが紹介されている本で読んだことがあるのは4冊でした。少な。
でも前々から読んでみたいなぁと思う本がたくさん紹介されていて、読みたい本が増えて困りました^^;
中村文則さんが紹介されていた「百年の孤独」と「カラマーゾフの兄弟」はいつか読もうと思っていましたし←山崎ナオコーラさんが紹介されていた「本格小説」も右に同じ。
円城塔さんが紹介されていた本はどれも日本文学を代表する作家さんで読まなければと思わされました^^;
中でも1番印象的だったのは朝井リョウさんの紹介された本の数々ですかね。
登場した作家さんの中では一番年が近かったからかな(平成生まれじゃないのになんだかすみませんって感じですが)
既読の4冊のうち3冊が朝井さんが紹介されていた本でした。朝井さんの「武道館」もそうですが。
中でも「反乱のボヤージュ」の紹介文が一番お!と思ったかもしれません。
小学校6年生の時にドラマが放送されて食い入るように見ていたそうですが、小学生がそこまではまるような内容のドラマじゃなかったような^^;
私もこのドラマを見てました。でも私は内容ではなく人目当てだったのですみませんという感じでしたが。そして同様の理由で原作も読んでいました。私が読んだのは高校生の時ですが結構わかりやすくて面白く読んだ記憶があります。
朝井さんが1番印象に残っていたというドラマのシーン、私も覚えています。
そう言えば私も、あっという間にこの物語の主人公たちの年齢を越してしまっていたなぁ。
朝井さんが小説家になるきっかけとなった本も紹介されていましたねー。読んでいて胸が熱くなりました。本って、文学って素晴らしいですね。

<中央公論新社 2016.5>H28.7.20読了