
著者:サン=テグジュペリ
新潮社(2006-03)
販売元:Amazon.co.jp
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。
今更ながら読みました。
ずっと気になっていたのですがなぜか読まず…。
でも、先日某雑誌で某芸能人(言わずもがな)が小さい頃に読んだ本ということで紹介していたのでそれを機に読みました。
ストーリーすら全然知りませんでしたが…。こういうお話だったんですね。
70年以上前に作られた作品とは思えませんでした。ずっと語り継がれてきている理由が分かる気がします。
王子さまの純粋な言葉たちが愛おしくて、王子さまごと抱きしめたくなりますね。
そしてキツネの言った言葉。
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
私もいちばんたいせつだと思えることにいつか出会えるかな。
最後に訳者さんがサン=テグジュペリの経歴を書かれていましたね。
パイロットだったことも知りませんでしたし、44歳という若さで亡くなっていることも知りませんでした。
また、消息不明でいまだに行方が分かっていないというのがまた王子さまと少し被ります。
ここまで読むと、王子さまもパイロットも著者さんを彷彿とさせて不思議ですね。
読んで良かったです。
<新潮社 2006.4>H28.6.27読了