恭一郎と七人の叔母 (文芸書)恭一郎と七人の叔母 (文芸書)
著者:小路 幸也
徳間書店(2016-03-09)
販売元:Amazon.co.jp

主人公・恭一郎には、七人の叔母がいる。
昭和を舞台に、時代に流されず、したたかに生きる八人姉妹。
彼女たちとその周囲で起きる様々な日常を、『東京バンドワゴン』シリーズなどで人気の著者が描き上げる。

叔母さんがテーマの本って珍しいですよね^^;
そして8人姉妹!そんな女性ばかりの家族の中育った恭一郎が大人になり、7人の叔母たちの事について語っていく話です。
叔母さんの紹介をしてほぼほぼ終わるのですが、7人の叔母さんたちは本当に個性的でしたね。いろんな生き方がありました。そしてそのいろんな生き方を目の当たりにして育って、恭一郎は上手いこと生きていってるのかななんて思ったり。
タイトルにあるように叔母さんたちの話だけで、全く出てこないわけではないけど恭一郎の母親があまり出てこなかったですね。もう少し説明があっても良かったように思うのですが。
恭一郎自身の事も気になります。
また別の話と書かれていますから、別の話として恭一郎の物語もいつか出してほしいなと思いました。

<徳間書店2016.3>H28.4.18読了