
著者:柏井壽
小学館(2016-01-09)
販売元:Amazon.co.jp
食にA級もB級もありまへんけど、人間にも一流も三流もありまへん。みな同じです。京都・東本願寺近くで鴨川流、こいし親娘が営む食堂では、思い出の「味」を捜してくれるという。父と一緒に食べた料亭のかけ蕎麦、娘が結婚前に作ってくれたカレーライス、初恋の相手との思い出が詰まった焼きそば、裏切ってしまった女性の実家で出された餃子、親友の母がふるまってくれたオムライス、空腹に耐えきれず手を出してしまったコロッケ。食が呼び覚ます温かな記憶にふれ、依頼人は明日への一歩を踏み出してゆく。連続ドラマ化記念、シリーズ初の文庫書き下ろし!
鴨川食堂第3弾ですね。最近知ったのですがドラマ化されているんですね。
気づいたのが遅かったので見ていないのですが1話の前に知っていたら見てみたかったかな。
今回はとても素朴な料理がテーマなのが多かったですね。どの料理も美味しそうでした。
でもいつも思うのですがお父ちゃんが職を探すくだりも少し欲しいなぁと思います。すぐに色々解決するのは良いのですが、もっと何か欲しいなぁと思ってしまいます。
そしてこちらもいつも思っているのですが、こいしが色々聞かなければいけないのはしょうがないのですが結構不躾だなと思うことが多くて。ちょっと、それはいくらなんでも失礼じゃないの?という嫌悪感を感じることがちょいちょいあって^^;それがちょっと残念でした。
こいしは最初の作品で30歳くらいだと思っていたのですが、今回亜アラフォーだとお客さんが言ったらうちとそんなに変わらんと言っていたのでもしかしたらこのシリーズは少しずつでも時間が経過しているのかななんてことも思いました。
<小学館 2016.1>H28.3.18読了