司書はゆるりと魔女になる司書はゆるりと魔女になる
著者:大島 真理
郵研社(2015-12-08)
販売元:Amazon.co.jp

「図書館司書は天職」という「魔女」である著者がつづる司書シリーズ第6弾。教職という立場や、現場からは離れたものの、私信メルマガ『シェラクラブ通信』を毎月発信。全国に司書ネットワークを持つ。今なお教え子たちを多数育てるかたわら、東北では「仙台にもっと図書館をつくる会」の活動にもたずさわる。季節とともに巡ってくる田舎暮らしのなか、「魔女」は、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」の視点で、図書館を、本を、映画をウォッチしつづける。

こちらのシリーズ、久しぶりですねー。嬉しいです!
今回も図書館の話、映画や本のお話、面白く読みました。
映画は気になる作品がいくつか。まず「繕い裁つ人」私も観ました。そして登場した図書館は私も素敵だなぁと思ってエンドロールを見て大学図書館なんだと知って、その一連の流れが全く一緒だったのが嬉しかったです^^
あと「ペダルダンス」こちらは前から観たい観たいと思っていたのに観ていませんでした。ぜひ観たいです。あとは「みんなのアムステルダム国立美術館へ」と「鑑定士と顔のない依頼人」も観たいです!
そして本のお話。
「太宰治の辞書」は読みたいと思っているのですがシリーズものなのでそれを読んでから読もうと思ってちょっと時間が経過してました^^;そうか、図書館司書の事がそんな風に素敵に書かれているのならぜひ読みたい!
あと「火山のふもとで」図書館がテーマにあるのを知っていたのにこちらもタイミングを逃していて読むのを忘れていました…。大変です。読まないと。
最後に図書館探検。
海外の図書館はひたすら羨ましいという感じだったけど日本の図書館はいろんな感想が出てきました。一関市の図書館は私も去年行きました。素敵な図書館でこんなところで働けたらいいなと思いました。
そして某図書館は最初から認めていませんでしたけど、予想を裏切らない状況に笑っちゃうくらいでした。勿論独断と偏見の著者さんの目はあるとは思いますけど、でも文章から怒りが伝わってきました。私もきっと同じ気持ちになるだろうな。ちょっと読んでスカッとしました。
読んでいて分かる分かる!と思うところ、勉強になるところ、感動するところ、たくさんありました。
私も早く「魔女」になりたいです。なれる日がくるかな。きっと来ると信じています。

<郵研社 2015.12>H28.3.10読了