アンソロジー 捨てる
著者:大崎 梢
文藝春秋(2015-11-14)
販売元:Amazon.co.jp
人気の女性作家9名が贈る書き下ろし短篇! 小説
柴田よしき・大崎梢・光原百合・福田和代・松村比呂美・近藤史恵・永嶋恵美・篠田真由美・新津きよみ。作家発! 『捨てる』小説集。
テーマが「捨てる」の珍しい作品。下の方に小さく「アミの会」と書かれていて、何かと思ったら皆様お友達のようでその名称だそうですね。楽しそう。
いろんな「捨てる」のお話があって面白かったです。では感想をば。
大崎梢『箱の中身は』
女の子が大事に持っていた箱の中身は何だったのか。気になったけど最終的にはなーんだ。っていう感じかなぁ^^;聡明そうな女の子だったけど、中身はやっぱり子供だなぁという微笑ましい感じでした。
松村比呂美『蜜腺』
初読み作家さんでした。食虫植物?っていう奴なんでしょうか。それよか姑の図々しさが腹が立ってしょうがなかったです。旦那さんも最終的に選んだのはそういう事かって思ったら親が親なら子も子っていう事なのかなぁ。奥さん強く生きてねと思いました。
福田和代『捨ててもらっていいですか?』
亡くなった祖父の家から出てきた拳銃。
そりゃ拳銃なんて手元にあったらビビりますよね。てんやわんやでバタバタで、この雰囲気嫌いじゃなかったです^m^主人公の恋人が1番好きだったなー。もう1番最初の会話で気づきましたけど私。どんだけ鈍いんすか?最後のシーンが好きでした。
篠田真由美『forget me not』
壺・・・壺ねぇ。価値のないものを引き取る・・・そうですか←
お客さんが帰った後の老婆の本性がぞぞっとしました。
光原百合『4つの掌編』
幸福な王子のお話はなんとなく分かりましたけど他はどういうつながりがあったんだろう。光原さんの本も初めてでした。読んでみたかったので良かったです。
新津きよみ『お守り』
結局砂は本物だったのかすり替えられていたのかどっちだったんだろう。
お守りって本当に魔除けみたいな感じでもっていれば良いと思うのだけど、これだけ効果効能があったら捨てられないですよね。
最後はお守りがなくても大丈夫だよっていう事だったのかな。
永嶋恵美『ババ抜き』
この作品が一番怖かったです…。ジジ抜きをして負けた人が秘密を暴露するという話。最初はふーんと聞いていたのだけどだんだん雲行きが怪しくなってきて^^;いやはや女の人って恐ろしいですね。最初はババって言ってるから還暦近いのかと思ったらアラフォー当たりなのかなぁ。この人たちはきっとこのままこれからも付き合っていくんだろうなー怖い怖い。
近藤史恵『幸せのお手本』
どういう展開になって行くんだろうなと思ったらなかなか黒かったなぁ…。
主人公は悪い子じゃないと思っていたのだけどそういう展開になって行くのねという感じ。でも私、夫におばあちゃんのところに行ってくるって言った後に「お年寄りは大切にしないとな」っていう言葉を言ったという時点でこの旦那いけ好かなかったんですよね。何となく言い方が。お年寄りっていう言い方も嫌だし言い方が何だか上から目線だし…最後も黒かったなぁ。おばあちゃんの姿が切なかったな。
柴田よしき『花子さんと、捨てられた白い花の冒険』
このお話もどんな展開になるんだろうと思ったのだけど、良い終わり方だったなぁ。
近藤さんの作品もそうだけど夫婦って難しいのかな…読んでたら結婚が怖くなっちゃいましたよ。って結婚願望ないんですけど^^;
花子ちゃん夫婦が救いでした。可愛かったなぁ。
<文芸春秋 2015.11>H28.2.5読了
著者:大崎 梢
文藝春秋(2015-11-14)
販売元:Amazon.co.jp
人気の女性作家9名が贈る書き下ろし短篇! 小説
柴田よしき・大崎梢・光原百合・福田和代・松村比呂美・近藤史恵・永嶋恵美・篠田真由美・新津きよみ。作家発! 『捨てる』小説集。
テーマが「捨てる」の珍しい作品。下の方に小さく「アミの会」と書かれていて、何かと思ったら皆様お友達のようでその名称だそうですね。楽しそう。
いろんな「捨てる」のお話があって面白かったです。では感想をば。
大崎梢『箱の中身は』
女の子が大事に持っていた箱の中身は何だったのか。気になったけど最終的にはなーんだ。っていう感じかなぁ^^;聡明そうな女の子だったけど、中身はやっぱり子供だなぁという微笑ましい感じでした。
松村比呂美『蜜腺』
初読み作家さんでした。食虫植物?っていう奴なんでしょうか。それよか姑の図々しさが腹が立ってしょうがなかったです。旦那さんも最終的に選んだのはそういう事かって思ったら親が親なら子も子っていう事なのかなぁ。奥さん強く生きてねと思いました。
福田和代『捨ててもらっていいですか?』
亡くなった祖父の家から出てきた拳銃。
そりゃ拳銃なんて手元にあったらビビりますよね。てんやわんやでバタバタで、この雰囲気嫌いじゃなかったです^m^主人公の恋人が1番好きだったなー。もう1番最初の会話で気づきましたけど私。どんだけ鈍いんすか?最後のシーンが好きでした。
篠田真由美『forget me not』
壺・・・壺ねぇ。価値のないものを引き取る・・・そうですか←
お客さんが帰った後の老婆の本性がぞぞっとしました。
光原百合『4つの掌編』
幸福な王子のお話はなんとなく分かりましたけど他はどういうつながりがあったんだろう。光原さんの本も初めてでした。読んでみたかったので良かったです。
新津きよみ『お守り』
結局砂は本物だったのかすり替えられていたのかどっちだったんだろう。
お守りって本当に魔除けみたいな感じでもっていれば良いと思うのだけど、これだけ効果効能があったら捨てられないですよね。
最後はお守りがなくても大丈夫だよっていう事だったのかな。
永嶋恵美『ババ抜き』
この作品が一番怖かったです…。ジジ抜きをして負けた人が秘密を暴露するという話。最初はふーんと聞いていたのだけどだんだん雲行きが怪しくなってきて^^;いやはや女の人って恐ろしいですね。最初はババって言ってるから還暦近いのかと思ったらアラフォー当たりなのかなぁ。この人たちはきっとこのままこれからも付き合っていくんだろうなー怖い怖い。
近藤史恵『幸せのお手本』
どういう展開になって行くんだろうなと思ったらなかなか黒かったなぁ…。
主人公は悪い子じゃないと思っていたのだけどそういう展開になって行くのねという感じ。でも私、夫におばあちゃんのところに行ってくるって言った後に「お年寄りは大切にしないとな」っていう言葉を言ったという時点でこの旦那いけ好かなかったんですよね。何となく言い方が。お年寄りっていう言い方も嫌だし言い方が何だか上から目線だし…最後も黒かったなぁ。おばあちゃんの姿が切なかったな。
柴田よしき『花子さんと、捨てられた白い花の冒険』
このお話もどんな展開になるんだろうと思ったのだけど、良い終わり方だったなぁ。
近藤さんの作品もそうだけど夫婦って難しいのかな…読んでたら結婚が怖くなっちゃいましたよ。って結婚願望ないんですけど^^;
花子ちゃん夫婦が救いでした。可愛かったなぁ。
<文芸春秋 2015.11>H28.2.5読了
相手次第だなぁ、とは思いますね。
まぁ、DVするような夫に当たるのはまれな例
だとは思うのですけど・・・。
福田さんの作品の彼のような人だったら、
きっと幸せになれそうな気がしますね。
柴田さんの花子さん夫婦もですけどね。
結婚、悪いことばかりじゃないですよぅ^^;