Q&Aで学ぶ図書館の著作権基礎知識 (ユニ知的所有権ブックス)Q&Aで学ぶ図書館の著作権基礎知識 (ユニ知的所有権ブックス)
著者:黒澤 節男
太田出版(2011-01-01)
販売元:Amazon.co.jp

第2版から3年、平成21年著作権法大改正に対応。国会図書館の所蔵資料電子化、視覚・聴覚障害者の情報利用機会の確保、インターネット著作物利用円滑化のための権利制限の見直しなど、図書館と著作権に関する改訂情報を集成した、最新版。

出たときから気になっていたのに、結局何年も経ってからになってしまいました。
図書館に勤めている時に読みたかったな。
今はいろんな場面で著作権の問題に直面しますよね。
特に多いのはデジタル泥棒。立ち読みならぬ写真泥棒。必要な部分だけスマホで写真を撮ってしまう。更にそれをツイッターなどのSNSにアップしてしまう。
そんなことをする神経が私にはわかりませんが増えていますよね。
どうしてそれが行けないことなのか、それが分からない人が多いということが私は怖いなと思います。何か情報を得るには対価が必要で、何でもかんでもタダで良いということはないんです。それは図書館と言う場でももちろん同じで。
図書館でコピー機が設置されていますがそれは何でもかんでもコピーをしていいわけではありません。まず、図書館資料じゃないとダメ。
そしてその資料の一部分しかコピーできません。
一部分と言うくくりは色々あるけど、1冊丸ごと同じテーマなら半分以上はダメ。ゼンリンの住宅地図なら見開きの半分以上はダメ。無料で出来ることには制限があるんですけどね。
勿論コピーの問題だけではなく様々なことをこの本は教えてくれました。
そしてとても難しかったです^^;○○権とはなんぞや?と言うのがたくさん出てきました。
図書館に勤めるというわけではなくても、常識としてちゃんと著作権の事を知らなければいけないなと思いました。特に、デジタル化が進む今の時代には必要だなと感じました。

<太田出版 2011.1>H28.1.28読了