
著者:似鳥鶏
河出書房新社(2015-10-27)
販売元:Amazon.co.jp
早朝の東京を恐怖に陥れたテロのあと、解散に追い込まれたカルト教団「宇宙神瞠会」。その残党の中に革命を起こそうと地下活動を続ける強硬派「十字軍」がいた。海月警部&設楽刑事が行方を追うなか、準備がととのったある日、彼らは史上最悪の同時多発テロに向けて動き出す…。
予想通り今回も設楽刑事が満身創痍でお疲れ様という感じでしたね…ほんっとうにお疲れ様です…しかもそれに本人も慣れてきてる感じが怖いですね…。
今回もカルト教団と警察との戦いでしたね。鉄道のテロというのはやはり地下鉄サリン事件を思い出しました。当時小学生だったのでとんでもないことが起きた、くらいの認識しかなかったんですが、あまりにも残虐な無差別殺人ですよね。当時のテレビはこの話題ばかりでそれも怖かったです。
小説の中でも書かれていましたけど、特に東京はたくさんの人がいてみんなが流れに沿って動いていて、実際に起きそうなテロだと思うと恐怖を感じました。
でもテロを最小限に抑えることが出来て良かったです。運転士さんたちの強い想いと勇気に感動しました。一緒に諸手を挙げて喜びたくなりました。
最後の設楽刑事と女子高生の想い合いが面白かったです。変な意味じゃないですよ^^
それにしても、このシリーズはずっとこういう重たい事件ばっかりなんですかねぇ。
萌え〜な感じのキャラクターが出てくる割にすんごい事件ばかりなのですが^^;
<河出書房新社 2015.10>H27.12.18読了
今回のお話はよりリアルに感じてて怖かったです。
地下鉄は普段ほとんど乗る機会がないのですが、
実際こういう事件が起きたらと思うと、本当に
ぞーっとしますよね。朝のラッシュの時とか
狙われたら。サリン事件の記憶は、未だに
鮮烈に覚えています。
運転士さんたちの勇気ある行動に胸を打たれましたね。
設楽刑事は、ひたすら痛々しかったです^^;