
著者:浅田 次郎
集英社(2015-03-20)
販売元:Amazon.co.jp
私の人生は好むと好まざるとにかかわらず、旅の連続である―。講演に出向いたロンドン、高校の同級生と行く箱根、想定外の日本語が飛び交うエジプト。ラスベガスでは手に汗握るギャンブル。旅には出たいが原稿も書きたい。だから行く先々でいつも書くことになるのだ。訪れた先での仰天エピソードから小説の裏話に至るまで、旅先作家の日常が明かされる、JAL機内誌の連載エッセイ第一弾。
GWに岩手、秋田に行ったとき、利用していたのがJALだったのでこのエッセイを読むことが出来ました。ちょうど「王妃の館」が公開される頃だったのでその内容で、面白く読みました。10年以上も続くエッセイだったんですね。この本は初期の頃に連載されたものの文庫版でした。なので浅田先生もまだ50代前半で、ちょっとお若い^m^
旅の話、ご家族の話、趣味の話、その他諸々とても面白いお話ばかりでした。
浅田先生は何度かテレビで拝見したことがありますがお話もとても素敵で魅力的な男性ですよね。小説は数冊しか読んだことがありませんが、どの作品も好きです。堅めの本や時代物も手に取りたいと思いつつなかなかそれが出来ていない状態です^^;
浅田先生は生粋の江戸っ子で真面目で頑固なのは分かるのですがそれゆえか面白い目にも多々あっていて^m^また面白おかしく書かれているんですよねー。
浅田先生はギャンブルをされるのですね。ほどほどにー。
そして娘さんはお医者さん…!素敵です。
それよりも私、浅田先生の名前が本名じゃないって初めて知りました。割と普通な名前なので本名なのかと思っていましたが^m^本名の方が作家っぽい名前だそうで。気になりますね。
浅田先生が旅と本を愛している姿がたくさん垣間見えて嬉しかったです。
にしても浅田先生が旅先で出会った若い日本人はホントかよって人ばかりでしたねー。モン・サン・ミシェルを見て可愛いっていう意味が分からない…。
そして誰かが助けてくれると思っている若者…分かりますー。でも私もそういう部分もあるかもと思って反省しました。自分から動き出さないとですね。
このエッセイがとても面白かったので続きを探して読んでみようと思います。
<集英社 2015.3>H27.6.5読了
このエッセイ、とても楽しいですよね。浅田さんのいかにも江戸っ子気質が微笑ましいです。面白くて何度も吹き出してしまいました(笑)
続編も読みたいと思っていたのに、なかなか読めていません。探さなくては〜!