夏目漱石、読んじゃえば? (14歳の世渡り術)
著者:奥泉 光
河出書房新社(2015-04-22)
販売元:Amazon.co.jp
『坊っちゃん』は中二病の物語?『こころ』って傑作じゃない…『それから』に潜むミステリー!奥泉流・小説読解の10のメソッド。漱石を面白くするのは君だ!!
先週、すずらん本屋堂の予告を見てこの本だったので予約してみたらすぐに届いて明日の放送前に読み終わりました^^;
夏目漱石の本って最初から最後まで読んだ作品はそういえばないな…と気づきました。
「こころ」の第三部を国語の授業で習ったくらい…。
この本は14歳向けなので(気づかず読んでましたが)読みやすいですし分かりやすくて面白かったです。
そうか、小説を読むって構えなくていいんだって思える本だと思います。結構著者さんが言ってることめちゃくちゃです^m^でも結構納得。
小説は全部読まなくていいとかアートだと思えばいいんだよ!とか、別に未完でもいいじゃん!みたいなノリです(ここまでくだけてないですが)
でも確かに最初から最後まで読んでも全部完全に理解してるかって言えば理解してないですもんね。だからお気に入りのところを何度も繰り返す読むって言うのもいいと思いますし、主人公以外の脇役に注目するというのもいいと思いました。
印象的だったのは「草枕」はアート作品と思えばいいというところ。アートの中でも音楽ではなく美術作品のような作品という言葉。
小説はもともとアート作品のようって言うのが凄く印象に残っていて。確かに他の作品を読んでいてもアートを感じることがありますよね。たとえば原田マハさんの作品はそれこそ美術作品が思い浮かびますし、伊坂幸太郎さんの作品は完全に音楽が思い浮かびます。
小説と言ってもいろんな楽しみ方があるんだなと思わせてくれた作品でした。
第10章まで読んで、特に読みたいなと思ったのは「それから」かな。あと「夢十夜」
作品の中にも書かれていましたけど以前「ユメ十夜」っていう映画が公開されたことがあって、見たことがあるんです。監督さんが違うので本当に全然違う物語を見ているようで、小説もバラエティに富んでいるようなので尚更読んでみたいなと思いました。
ホラーはちょっとドキドキするけど…。
読み終えてからのすずらん本屋堂での奥泉さんのお話を聞くというのもまた楽しみです。
奥泉さんの作品は今までずっと気になってはいたのですがテーマが難しそうだし凄く分厚い本ばかりで手に取るまで至っていませんでした。すみません…。
〈河出書房新社 2015.4〉H27.5.14読了
著者:奥泉 光
河出書房新社(2015-04-22)
販売元:Amazon.co.jp
『坊っちゃん』は中二病の物語?『こころ』って傑作じゃない…『それから』に潜むミステリー!奥泉流・小説読解の10のメソッド。漱石を面白くするのは君だ!!
先週、すずらん本屋堂の予告を見てこの本だったので予約してみたらすぐに届いて明日の放送前に読み終わりました^^;
夏目漱石の本って最初から最後まで読んだ作品はそういえばないな…と気づきました。
「こころ」の第三部を国語の授業で習ったくらい…。
この本は14歳向けなので(気づかず読んでましたが)読みやすいですし分かりやすくて面白かったです。
そうか、小説を読むって構えなくていいんだって思える本だと思います。結構著者さんが言ってることめちゃくちゃです^m^でも結構納得。
小説は全部読まなくていいとかアートだと思えばいいんだよ!とか、別に未完でもいいじゃん!みたいなノリです(ここまでくだけてないですが)
でも確かに最初から最後まで読んでも全部完全に理解してるかって言えば理解してないですもんね。だからお気に入りのところを何度も繰り返す読むって言うのもいいと思いますし、主人公以外の脇役に注目するというのもいいと思いました。
印象的だったのは「草枕」はアート作品と思えばいいというところ。アートの中でも音楽ではなく美術作品のような作品という言葉。
小説はもともとアート作品のようって言うのが凄く印象に残っていて。確かに他の作品を読んでいてもアートを感じることがありますよね。たとえば原田マハさんの作品はそれこそ美術作品が思い浮かびますし、伊坂幸太郎さんの作品は完全に音楽が思い浮かびます。
小説と言ってもいろんな楽しみ方があるんだなと思わせてくれた作品でした。
第10章まで読んで、特に読みたいなと思ったのは「それから」かな。あと「夢十夜」
作品の中にも書かれていましたけど以前「ユメ十夜」っていう映画が公開されたことがあって、見たことがあるんです。監督さんが違うので本当に全然違う物語を見ているようで、小説もバラエティに富んでいるようなので尚更読んでみたいなと思いました。
ホラーはちょっとドキドキするけど…。
読み終えてからのすずらん本屋堂での奥泉さんのお話を聞くというのもまた楽しみです。
奥泉さんの作品は今までずっと気になってはいたのですがテーマが難しそうだし凄く分厚い本ばかりで手に取るまで至っていませんでした。すみません…。
〈河出書房新社 2015.4〉H27.5.14読了
苗坊さんのレビューを見て面白そうだったので
読んでみました。
ホント、なかなか面白い本でした(*^^*)
漱石の読み方、いろいろあるものですね〜。
漱石作品はあまり読んでいないので、読んで
みたくなりました(*^^*)