ゼロの日に叫ぶ: 戦力外捜査官3ゼロの日に叫ぶ: 戦力外捜査官3
著者:似鳥 鶏
河出書房新社(2014-10-10)
販売元:Amazon.co.jp

白昼堂々、都内の暴力団が何者かに殲滅され、偶然駆けつけた刑事2人も重傷を負う事件が発生。警視庁の威信をかけた捜査が進む中、例のごとく失態をおかし戦力外となった海月と設楽は、暴力団同士の抗争であるという捜査本部の見立てからあえて外れて、単独で事件を追うことに。しかし、必死に駆け回る警察をあざ笑うかのように、東京中をパニックに陥れる夜が迫っていた…。凸凹コンビが活躍する、人気シリーズ第3弾!

予感はしてたんですけど、あまりにも予想通りで同情しました。
何が予想通りって設楽刑事のボロボロ感^^;
今回も死にかけてるっていうか傷だらけっていうか血みどろっていうか←
この2人が関わる事件は不特定多数の大人数が被害に遭う可能性があるのでドキドキします。展開も流石です。
似鳥さんの力量はハンパないですね。
犯人はまさかまさかでした。
最初からすべての話が繋がっていたんですね。
キティ事件については私も知っています。大学の心理学の授業で習いました。
私がその場にいたらどうだろうと考えると、確かにそうしてしまうかもしれないなと思いました。そう思う自分も怖かったです。
このシリーズ、嫌いじゃないですけど設楽刑事の不遇さが悲しすぎるのと生々しすぎてちょっと読むのに気合いを入れないといけないので、次は設楽刑事が無傷だといいなと願ってやみません←
まあ表紙の設楽刑事が包帯巻いてる時点で嫌な予感がしましたよ、はい。

〈河出書房新社 2014.10〉H27.1.21読了