かぜまち美術館の謎便りかぜまち美術館の謎便り
著者:森 晶麿
新潮社(2014-11-21)
販売元:Amazon.co.jp

18年前に死んだはずの画家から届いた絵葉書が封印された町の過去を解き明かす―イクメンでカリスマ学芸員のパパと保育園児のかえでちゃん。寂れゆく町に引っ越してきた、オアシスのような父娘コンビが、ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈をもとに、夭折の天才画家が絵に込めた想いを読み解き、その最期の真相に迫る!

森さんの作品は全部読もうと思っているので今回も何も知らないで読んだのですが、絵画にまつわるミステリだったのですね。
私は絵画は疎いので絵に関しては想像するしかないのですが、どの作品も面白かったです。
18年間ミツバチのせいでたくさんの歯車が狂わされていたけど、それでも少しずつその歯車が元通りになって言ったらいいなと思いました。
カホリと佐久間の関係がドキドキしたのになぁ。予想はしていたけど残念。
かえでちゃんも可愛い!あの感性。将来大物になるよ。
そしてヒカリ君。若くして亡くなったのがもったいないですね…。
絵画の才能は勿論、人としても素晴らしい人だったんだろうなと思いました。
やっぱり森さんの作品、大好きです。

〈新潮社 2014.11〉H26.12.25読了