
著者:中居 真麻
徳間書店(2014-10-08)
販売元:Amazon.co.jp
彩は男と別れる決意をし、碧は同僚のまー子に嫉妬し、奈緒美は甲斐性のない旦那に怒り狂い、智佐は自分が何をしたいのかわからず、詩絵は好きだった男に会うために背伸びをし、珠子は夢のためにホテルの部屋を掃除する……。やりきれない想いは、彼女たちの行動を加速させていく。けれども、そこには未来に繋がる道がきっとあるはず――。6人の人物たちの個性に合った靴を通じて、彼女たちが自らのストレスと向き合う姿を味わえる連作短編集。
中居さんの作品は何冊か読んでいますが読んでいてイタタタ…と思うことが多いです^^;身につまされることが多すぎます。でもだからこそ共感できるから読む手が止まりません。
偶然にも前に読んだ伊坂さんと同じような連作短編集でいろんなところでいろんな人がリンクしていてそのつながりも面白かったです。
どの人たちもアラサーくらいでいろんなことで悩んでいてやりきれなさを感じていて。私も同じだなぁと思いながら読んだのですが。
私も、このやりきれない想いは、頑張れば未来に繋がっていくのかななんて思ったりして。
靴の種類が章ごとに分かれているのもその章の主人公の雰囲気が凄く伝わってきて良かったです。私は何かな。
個人的には背が高いのでいつもペタンコ靴を履いているのだけど、ピンヒールが似合う女性になりたいなという願望もあったりします^^;
私もここに出てくる女性たちみたいに、来年は前向きになれていたらいいなぁ。
〈徳間書店 2014.10〉H26.12.5読了