ねじまき片想い 〜おもちゃプランナー・宝子の冒険〜ねじまき片想い 〜おもちゃプランナー・宝子の冒険〜
著者:柚木 麻子
東京創元社(2014-08-12)
販売元:Amazon.co.jp

スカイツリーを見上げながら、水上バスで通勤する富田宝子、28歳。
浅草にあるおもちゃ会社の敏腕プランナーとして働く彼女は、
次から次へと災難に見舞われる片想い中の彼のため、
SP気分で密かに彼のトラブルを解決していく……!
やがて、自分の気持ちに向き合ったとき、宝子は──。

なかなか個性的なキャラクターが登場しましたねー。
仕事はバリバリできて、顔も可愛いのに、でも恋には奥手で5年も同じ人に片思いしているという…。もう読めば読むほどもったいない!!と思ってしまいました。
読んでも読んでも西島という男の良さが分かりませんでした。さっさと目黒と一緒になればよかったのにー。
その想い人の西島の周りで起きるトラブルを宝子が解決していくのだけど、いやー凄いですね^^;執念ですね^^;あそこまでいっちゃうとちょっとイタイかなぁと思うけど恋は盲目と言いますからねー。しょうがないのかなー。
宝子と玲奈の関係は良いなと思ったのだけど、ほかのそれぞれの恋愛模様はあまり共感できなかったかなー。え、その人選んじゃうの?とか。宝子の最後の部分も、え―そういう終わり?って思っちゃいましたし^^;
結末はそれでいいけど理由がそれって今更じゃね?と思ったり←
あまりいいことを書いていないんですけど^^;すみません。ストーリーは面白かったんですよ。ありえねーと思いつつも宝子がさまざまな事件?を解決していくのは小気味よかったですし。ただ恋愛部分に関してはどれも納得がいかず残念でした…。
ただ、宝子のように、大好きなことを仕事にしてそしてちゃんと結果もついてくるって幸せなことだなーと思いました。

〈東京創元社 2014.8〉H26.10.18読了