春の庭
著者:柴崎 友香
文藝春秋(2014-07-28)
販売元:Amazon.co.jp
離婚したばかりの元美容師・太郎は、世田谷にある取り壊し寸前の古いアパートに引っ越してきた。あるとき、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する。注意しようと呼び止めたところ、太郎は女から意外な動機を聞かされる…
芥川賞受賞おめでとうございます!!
柴崎さんの作品は大好きで今まで出た本は全部読んでます。
決して受賞作だからとおのぼりさんで読んだんじゃありません←
柴崎さん独特の世界観が今回も現れていたと思います。
干支の名前で決められている賃貸の部屋。そこに住む人々の話。
太郎と隣人の西という女性との、庭にまつわる話(少し表現が違うが)
ずっと何か違和感を感じて読んでいたのだけど、終盤まで読んで気づきました。関西弁じゃなかったからだ。
何気ない会話、何気ない日常。それを文章で上手く伝えるのが柴崎さんの作品だなと改めて思いました。
面白い!と言える作品ではないですけど、この日常の中にある小さな非日常が良いなと思いました。
そうそう、余談ですが私は映像化もされた柴崎さんの「きょうのできごと」という作品が好きなのですが、その10年後が描かれた作品が今月出るそうでそれもものすごく楽しみです^^
〈文芸春秋 2014.7〉H26.9.12読了
著者:柴崎 友香
文藝春秋(2014-07-28)
販売元:Amazon.co.jp
離婚したばかりの元美容師・太郎は、世田谷にある取り壊し寸前の古いアパートに引っ越してきた。あるとき、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する。注意しようと呼び止めたところ、太郎は女から意外な動機を聞かされる…
芥川賞受賞おめでとうございます!!
柴崎さんの作品は大好きで今まで出た本は全部読んでます。
決して受賞作だからとおのぼりさんで読んだんじゃありません←
柴崎さん独特の世界観が今回も現れていたと思います。
干支の名前で決められている賃貸の部屋。そこに住む人々の話。
太郎と隣人の西という女性との、庭にまつわる話(少し表現が違うが)
ずっと何か違和感を感じて読んでいたのだけど、終盤まで読んで気づきました。関西弁じゃなかったからだ。
何気ない会話、何気ない日常。それを文章で上手く伝えるのが柴崎さんの作品だなと改めて思いました。
面白い!と言える作品ではないですけど、この日常の中にある小さな非日常が良いなと思いました。
そうそう、余談ですが私は映像化もされた柴崎さんの「きょうのできごと」という作品が好きなのですが、その10年後が描かれた作品が今月出るそうでそれもものすごく楽しみです^^
〈文芸春秋 2014.7〉H26.9.12読了
そちらは、もう凄く寒いのでしょうね・・・
先日も雪が積もって大変な様子なのを見ました。
映像で見ると「綺麗」なんて気軽に思いますが、雪かきを考えると、そんなことは言えません。
柴崎さん、苗坊さんは昔から追っておられたのねー。
今回の受賞は、この本の良さも、もちろんのこと、もしかしたら今までの功績と将来性と含めての事だったのかもしれませんね。