その手をにぎりたい
著者:柚木 麻子
小学館(2014-01-24)
販売元:Amazon.co.jp
80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?
青子の25歳から10年間が描かれた作品です。時代が1983年から1992年ということでバブルの手前からバブル崩壊後までということですかね。私はこの時代は生まれたばかりから幼少期なので^^;全く持って記憶がないので…
著者さんも1981年生まれだからリアルタイムでは知らない世代ですよね。
読んでいてリアルさというよりもその時代が資料のような印象だったんですけど(失礼ですが)それでもこの時代はこんな感じだったんだなーというのが分かって良かったです。
青子の印象がだんだん悪くなっていったのが印象的^^;
でも、あの時代に女性が働いていくのは本当に大変だったんだろうなぁと思う。だから、ああなるしかなかったのかな。それにしてもいろいろ今じゃ考えられないことも多くて勉強になったような…なっていないような←
一ノ瀬との淡い恋が良いなと思っていたんだけどなぁ。あの駆け引きとかいるのかな…
駆け引きをするくらいなら素直に言っちゃえばよかったのに。
それでも、最後のシーンが切なくて温かくて良かったです。
〈小学館 2014.1〉H26.3.31読了
著者:柚木 麻子
小学館(2014-01-24)
販売元:Amazon.co.jp
80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?
青子の25歳から10年間が描かれた作品です。時代が1983年から1992年ということでバブルの手前からバブル崩壊後までということですかね。私はこの時代は生まれたばかりから幼少期なので^^;全く持って記憶がないので…
著者さんも1981年生まれだからリアルタイムでは知らない世代ですよね。
読んでいてリアルさというよりもその時代が資料のような印象だったんですけど(失礼ですが)それでもこの時代はこんな感じだったんだなーというのが分かって良かったです。
青子の印象がだんだん悪くなっていったのが印象的^^;
でも、あの時代に女性が働いていくのは本当に大変だったんだろうなぁと思う。だから、ああなるしかなかったのかな。それにしてもいろいろ今じゃ考えられないことも多くて勉強になったような…なっていないような←
一ノ瀬との淡い恋が良いなと思っていたんだけどなぁ。あの駆け引きとかいるのかな…
駆け引きをするくらいなら素直に言っちゃえばよかったのに。
それでも、最後のシーンが切なくて温かくて良かったです。
〈小学館 2014.1〉H26.3.31読了
会社員たちの羽振りの良さというのは話でしか
わからないのですが、きっとこういう感じだったん
だろうなー、と思いながら読みました。
青子のようなお金の使い方、ザ・小市民の私には
絶対無理です・・・。例え同じくらいの稼ぎが
あったとしても、無理でしょうね^^;
でも、ある意味ああいうお金の使い方が出来るって
幸せなことでもあるんだろうなーと思いました。
例え後に何も残らなくても、そういう経験をした
ことがあるってだけでも、その後の人生の強みに
なりそうです。