
著者:倉知 淳
講談社(2013-10-08)
販売元:Amazon.co.jp
「現金強奪作戦!(但し現地集合)」「兄ちゃん――金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕。しかし、その計画は綿密なようでどこかがおかしい。僕の人生は、どうなる――
「強運の男」私はバーで酒を飲んでいるとある男から賭け事を持ちかけられる。自分が損をすることはなかったため簡単に承諾したのだが…
「夏の終わりと僕らの影と」高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた―!?
凄く久しぶりの倉知さん。表紙がものすごくラノベテイストで驚きました^^;
そして薄いから長編かと思ったらまさかの3編収録。
どれも面白かった分短くてもったいなかったかなぁ。面白かったんですけども。
最初の作品のからくりは私は全然気づきませんでした。なるほどーと納得しました。
2つ目の作品もオチに気づかず私はぞぞっとしたのですけども。
3つ目は1979年あたり?の物語みたいですね。高校生の会話部分だけしか昔を感じられなかったのですが^^;こちらも私はオチに気づかなかったのでほんわかして読み終えました。
どれも面白かったけど短い分物足りなかったかな。「壷中の天国」みたいな濃いミステリも読んでいる分もうちょっと欲しいです。読者はわがままですね^^;
もう1冊の新刊もそろそろ手元に来ると思うので楽しみです。
〈講談社 2013.10〉H26.1.29読了
さすがに、ああいう濃いものと比べちゃうと、
全体的にどれも薄味に感じちゃいますね〜。
どの作品も、あとひとひねり欲しいなーって
感じでした。
Wクリームの方も楽しみです^^