旅者の歌 始まりの地旅者の歌 始まりの地
著者:小路 幸也
幻冬舎(2013-12-12)
販売元:Amazon.co.jp

ここシィフルの地では、7の年の誕生日は、野獣に換身しうる「試しの日」とされる。 主人公・ニィマールとその兄トゥールと姉ティアラ、婚約者のジェイラの四人は、同じ日に試の日を迎えた。 しかしその長い夜が明けると、きょうだいと婚約者はみな野獣の姿に換身してしまったてい。それもなぜか、人間の心を残したまま――。 野獣に変身したきょうだいと婚約者。 彼らを救うため、ニィマールはその名前を捨て、リョシャと名乗り、旅立つことを決めた。溢れる涙が止まらない、大長編エンターテンメント!

こういう作品も書きましたか。そうですか…
この小説は電子書籍で出したらしいですね。私はこういう画面で小説を読むのが苦手なので本にしていただいて助かります。
よくこんなに次々作品が書けるなぁとは思っていましたが。さらにこの0から考えるファンタジーな世界観までよく思いつくなぁと読んでいて思いました。小路さん凄いですね。
小路さんの作品は読みやすいのでいつもすいすい読めるのですが、この作品は世界が違うのでちゃんと読まないともったいないと思います。いや、いつもちゃんと読んでいないわけじゃないんですよ←
7の年の誕生日、21歳までの3回、シィフルの子供たちには試練があります。
そして主人公ニィマールと婚約者のジェイラ、ニィマールの兄トゥールと姉ティアラは「試しの日」を迎え、ニィマール以外は野獣となってしまいます。
ただ野獣となってしまうのならそこで離れ離れになるのですが、この3人は特殊でした。
そこからこの物語は始まります。
この本の半分くらいはこの世界の説明と旅立ちの話なので、まあこの本で解決はしないよねと思ったらやっぱりそうでした^^;どのくらい続くのかなぁ。
面白かったですが、旅と考えると正直まだ生ぬるい気がします。
小路さんの作品は安心して読めるのでピンチになっても大丈夫だとは思うんですけど←旅なのでこれからもうちょっとハラハラドキドキしたいなと思います。
序章という形で、面白く読みました。続きが楽しみです。

〈幻冬舎 2013.12〉H26.1.24読了