少し早いですが、もう本を読み切ることはないと思うので書いちゃいます。
もうすぐ2013年が終わりますね。ついこの間2012年も終わりだーって思っていた気がするのに。年を重ねるごとに1年1年過ぎ行くのが早くて怖いです。
毎年恒例になりました、私の独断と偏見の書籍ベスト10です。
今年は163冊読みました。
ここ数年は250冊以上と気持ち悪いくらい読んでいたのですが今年はそこまでではなかったです。
減ったのは職場近くに一人暮らしを始めたからです。私の読書タイムは通勤時間とお昼と寝る前で、通勤時間が往復3時間だったのがなくなると^^;やはり減りますよね。
それでも今年もたくさんの本に出会えて、読むことが出来て幸せでした。
それでは以下ランキングです。1作家さんに対して1作品にしています。

第1位「サエズリ図書館のワルツさん2」紅玉いづき
昨年出た「サエズリ図書館のワルツさん」の続編です。またこの本に出会えて本当に嬉しかったです。紅玉さん自身が以前図書館に勤められていたご経験があるようで、サエズリ図書館が凄く魅力的な場所に感じました。
ここで働いてみたいなぁと思う素敵な場所です。今回は就活中のチドリさんという女性がメインです。チドリさんが悩んでいることがものすごく分かって読んでいて涙が出そうでした。
あがいてもがいて、そんな中見つけた天職。読んでいるこちらまで良かったねと思えました。
心が温まり、こちらまで前向きになれた作品でした。最後のオチも最高です。

第2位「残り全部バケーション」伊坂幸太郎
「ガソリン生活」も「死神の浮力」も面白かったのですがこちらを選びました。
この作品はかなり昔にアンソロジーで1編だけ載っていて、その後を読む事ができてよかったです。
伊坂さんお得意の時系列がまじりあっている感じが流石でした。アンソロジーを読んだときは岡田を追い込んだ溝口が大嫌いだったのですが、ずっと罪の意識を感じているのが分かって、印象が変わったのが良かったです。
ラストは自分の思い描くように想像したいと思います。

第3位「ふたつめの庭」大崎梢
凄く良かったです!こういうさわやかな恋愛大好きです^^
主人公の美南の仕事に対する一生懸命さが凄く健気で好感が持てました。そんなところを隆平も好きになったんだと思います^^
2人以外は2人の気持ちを分かっているんじゃないかと思うくらい鈍感な2人が可愛くてしょうがなかったです。
きゅんきゅんした素敵な作品でした。

第4位「竜の雨降る探偵社」三木笙子
三木さんの書かれる美しい世界観が大好きです。もう1冊「決壊石奇譚 百年の記憶」も既読ですがこちらの方が好きだったのでこちらを。
とある集落出身の男性2人の物語。この2人の関係が好きです。
2人がある「罪」を抱えているところが大好きな作品の三浦しをんさんの「月魚」を思い出してニマニマしながら読みました←
最後が想像していない展開で衝撃でした。好きな終わり方でした。
余談ですがジュンク堂書店で「この作家を応援します!」という企画があり、第1回が三木さんでした。三木さんの作品は全て読んでいたのでメッセージを投稿。
しっかりHPに名前が載りまして^^;(苗坊じゃないけど。そして投稿した全員が載ってるのかもしれないけど)拙い文章でしたけど、私の文章を誰かが読んでくれて、三木さんの作品がもっとたくさんの人に読まれたら良いなと思います。

第5位「大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー」
本好きにはたまらないアンソロジーでした。坂木さんリクエストの和菓子も近藤さんリクエストのペットも良かったんですけど、やっぱり本屋さんが1番好きでした。
本屋がテーマならどんな作品でもいいというアンソロジーなのでバラエティに富んだ作品ばかりで本当に読んでいて楽しかったです。
この作品が1番好きっていうよりは全部の作品が好き!としか言いようがない感じです^^
合えていうなら吉野万理子さんの「ロバのサイン会」が目線がロバなので斬新で面白かったです。
私が毎週見ている「宮崎美子のすずらん本屋堂」(BS11)という番組でもこの作品が取り上げられていました。どなたがおすすめしていたのか忘れましたが(すみません)その方は似鳥さんの「7冊で海も越えられる」をオススメしていました。うんうん。わかるわかる^^

第6位「はるひのの、はる」加納朋子
内容云々より先に加納さんの新刊が出たこと自体が凄く凄く嬉しかったです。本当に良かったです。
そしてさらに嬉しいことに「ささら」シリーズ!またささらの人たちに逢えるんだと思ったら本当に嬉しくて。
しかもしかも主人公は最初に読んだときに赤ん坊だったユウスケ。すっかり大きく立派になっちゃって。もう気分はずっと近所のおばちゃんでした。
読み始めると一つ一つのお話で違和感を感じることもあったのですがそれが最後につながっていきます。なるほどこういう事だったのかと納得します。
そして最後がね…もうもうもう。涙涙です。感涙です。あんなにちっちゃかったユウスケがねー!って本当に近所か親戚のおばちゃんと化していました。幸せな気持ちになれた作品でした。

第7位「島はぼくらと」辻村深月
爽やかで友情もので青春で。いい話だったなぁ…としみじみしちゃいました。高校生4人が主人公でそれぞれ個性的で性格は違うけど、固い絆で結ばれていることが読んでいてひしひしと感じます。
島で生まれ育った子供や親はこういう気持ちで暮らしているんだと知ったこともたくさんありました。こういう島ならよそ者であっても暮らしていきやすいかなぁなんて思いました。
4人はそれぞれ違う道を歩んでいくのだけど、衣花の選んだ道がめちゃくちゃかっこよかったです。
余談ですが以前「ガチャガチャV6」で辻村さんが出演して下さったことがあってそれが凄くうれしかったです(まだ全部は見ていないけど)
日頃テレビにはほとんど出ない辻村さん(王様のブランチでは何度か出てますが)が、なぜこの番組には出演してくれたのか。「学生時代、学校へ行こうが大好きでよく見ていたから」だそうで。
それでますます辻村さんの事が好きになりました(ゲンキンな奴です)今度ちゃんとこの回を最初から最後まで見よう。

第8位「図書室のキリギリス」竹内真
主人公の仕事が学校図書室の司書というマニアックなものだったので読みました。若干こんなに上手くいくかなーなんて思わなくもなかったんですけど、でも学校図書の現状もちゃんと書かれていたので良かったです。
私の大学の先輩後輩で学校図書室に勤める人が何人もいます。やりがいを感じて働いている事も司書教諭だから大変だというもどかしさについてもたくさん聞いています。なので、この職業を取り上げていただいてありがとうございましたの意味も込めての8位です。
もちろんお話も面白かったです。きっと主人公はこれから前任者が感じた壁にぶち当たるかもしれないけど、それでもがんばって続けていってほしいと思いました。

第9位「海の見える街」畑野智美
こちらは公共図書館に勤める男女4人の物語です。公共図書館というか地区センター図書室っていうネーミングが近いかもしれませんが。
こちらも図書館司書という仕事に関して言うとうまくいきすぎだなと思わなくもないんですが^^;そこは置いておいて。こちらは4人が個性的でそれぞれの葛藤とそれに立ち向かっていく姿が読んでいて面白かったので。
4人とも性格はバラバラなのに揃って不器用で凄くいとおしく感じました。松田の最後のところがちょっとえーと思ったのですが、それ以外はとてもよかったので9位にしました。個人的には日野が1番好きです。

第10位「はじめからその話をすればよかった」宮下奈都
宮下さんの初エッセイ本だそうです。宮下さんはテレビで何度か拝見していて素敵な女性だなぁと思っていました。エッセイを読んで更にその思いが増しました。
お子さん3人を育てながらの執筆。大変だと思いますがバタバタしながらもとても幸せそうなのが文章から伝わってきます。こんな家庭を築いていけたら素敵だなと思いました。
宮下さんは20代には戻りたくないとエッセイの中で書かれていて、私も何となく分かるなーと思いました。まだ20代だけど^^;私も宮下さんと同じくらいの年齢になったとき、そう思えていたら良いなと思います。
それから宮下さんと旦那様の出会いが好きです。この出会い方可愛すぎます。羨ましい!と思う事ばかりでした。そして宮下さんが今北海道にお住まいだという事にビックリ。私の住んでいるところからは遠そうですが一緒にお茶してみたい←
宮下さんの作品はまだ読んでいない本があり、今年何冊か読みたいなと思っていたのですができませんでした(デビュー作すら読んでいない)来年こそはコンプリートを目指します。

以上、私のベスト10でした。あくまで独断と偏見ですのでお気になさらぬよう。こんな意見もあるのねとさらっと流していただければありがたいです。
来年も素敵な本にたくさん出会えますように。

では以下はそれ以外の今年の反省。
思いっきり私事なので^^;たたみます。
書いていいかなーと思ったけどいつも年末はこんなこと書いてるなーと思ったので書きます。例年のように暗めですけど。

今年は色々あった1年でした。まず昨年から懸念していたことがありまして、それが終わったその時点でほぼ半年が過ぎていました^^;
その理由をご存知の方もいらっしゃると思いますが、妹の結婚式とV6のコンサートのオーラスがかぶりまして。
普通なら悩む必要あるの?結婚式に決まってるじゃない。と思うかもしれませんが、私にとっては大きな大きな問題で。妹とも今まで色々あったもので、私は何よりも心の支えで生きる糧であるV6を取りたかったんです。
話し合いの結果、親から結婚式に出席してくれたら披露宴はでなくていいと許可をもらったんですけど、当日を終えるまではずっと色々落ち着かなくて。罪悪感もあり、コンサートに間に合うのかという不安もあり。最低ですね。
当日は妹の結婚式で号泣してV6コンサートでも号泣して凄くイタイ人になりました^^;
私のバカみたいな意志を尊重してくれて、親にも妹にも感謝しています。(イノッチには複雑!って言われたけどね←あさイチより)
あとは3月に転職しました。以前勤めていた図書館はやりがいがあって楽しくて、できればずっと働いていたかったんですけど、待遇面が悪すぎて結婚の予定もなくアラサーな状況な今、将来に不安を感じまして。
ご縁があり、今の職場に勤め始めました。
1年目が大変なのは当たり前。社会人は大変。それはわかってます。社会人生活も7年目となり、それは重々承知してますけど…失敗しました。
言いたいことはいろいろありますけど愚痴に突入しますし詳細に書いて、それは酷い…と思われることもあれば、そんなことで…と思われることもあることも分かってますので言いませんが、失敗でした。
前の職場に戻りたいとは言わないけど、ここで定年まで働こうと最初は意気込んでやる気に満ちていただけに残念です。本当に残念…。
それから8月に初めて親元を離れ、一人暮らしを始めました。28歳まで一度も家を出たことがなかったので不安もあったのですが…いや〜…快適ですね←不安だったのが何だったんだろうと思うくらい。
ホームシックになることもなく、親の目がないってこれほど楽なのかと思いました。親不孝者ですね。でも、今まで依存しすぎていたのかも。お互いに。
ゆるく楽しくやってます。料理作ってるしお弁当も作ってるし。1回もコンビニ弁当買ってないし…(カップ麺は好きだからたまに食べるけど)
掃除洗濯もしてるし掃除もしてるし…必要最低限の事はやってます。多分…
当たり前ですけど全部自分でやらなければならないので、今までは親が守ってくれていたんだなと思うことも多くて感謝する日々です。
まあそんなこんなで今年は何やってたんだろうって感じで終わりました。ふぅ。
V6関係は充実してました。
4月には新潟に行って、7月はまーのミュージカルを観に大阪に行って、10月〜11月はヒロシと健君と剛君とまーの舞台を観に東京に3回も行って。
6人一緒なのは少なかったけど、1年を通してV6を見ることが出来て幸せでした。
来年はどうかな。たくさん会えるかな。会えると良いなぁ。取り敢えず健君の舞台は東京と兵庫に行きたいです(希望)ついでに京都でお寺巡りをしたいです(健君オススメのお寺をメインに)
来年私は、当時まーが散々いじり倒されていた^^;30歳になります。
30代になることが嫌とか焦りとかそういうものは全然ないんですけど、でも30歳を迎えたときに心が安定していれば良いなぁと思います。今の状態で30代は迎えたくないなというのが正直なところ。まだまだ中身は根暗で小心者な子どものままです。
20代は良いこともたくさんあったけど、でも結構辛かったので。取り敢えず良い状態で30歳を迎えられたら良いなと思います。
こんな私のブログを1年間見てくださり、ありがとうございました。
来年もちらりとでも見てくださると嬉しいです。
皆様にとって2014年が、幸せな1年となりますように。