
著者:畠中 恵
朝日新聞出版(2013-09-06)
販売元:Amazon.co.jp
江戸が明治に改まって20年。
煉瓦街が並び、アーク灯が夜を照らすモダンな銀座に、掘立小屋のようにして建つ派出所あった。
そこで勤務する巡査の滝と原田は、市民から持ち込まれる相談事の解決に奔走するが、
そこには、明治の世では消えてしまったと思われている妖たちが跋扈していた!
摩訶不思議な妖怪ファンタジー。文明開化の世の中で、妖たちはどこ行った?
【目次】
第一話 煉瓦街の雨
第二話 赤手の拾い子
第三話 妖新聞
第四話 覚り 覚られ
第五話 花乃が死ぬまで
「しゃばけ」シリーズの明治時代バージョンみたいですね。ちょっと違いますけども。
妖を考えなかったら私の中でこの時代は「るろうに剣心」のイメージです。牛鍋とか、よく出てきてました。
でも、妖の存在が畠中さんっていう感じで。妖の絡む事件が興味深く、すらすらと読めました。
ただ、色々な経緯が書かれていなかったのが残念でした。
どうしてそうなったのかが謎で…そして1話でいたあの子はどうなったのでしょうか。あの子はあの子だったということでしょうか(意味不明)
それが気になりましたが、ストーリーはとても良かったです。特に5話が好きでした。
〈朝日新聞出版 2013.9〉H25.10.15読了
とは言え、続編が出たら迷わず手にするんでしょうけどね(笑)