
著者:似鳥 鶏
東京創元社(2013-04-26)
販売元:Amazon.co.jp
超自然現象研究会が配布した“エリア51”の「市立七不思議」特集が影響を与えたのだろうか?突如休み時間に流れた、七不思議のひとつ「カシマレイコ」を呼び出す放送。そんな生徒はもちろん存在しない。さらに「口裂け女」「一階トイレの花子さん」の悪戯まで見つかった。なぜこの三つなのだろう…。調査を進めた葉山君は、ある真実に気づく。ますます快調な、シリーズ第五弾。
葉山君シリーズです。葉山君は自分が何もしていなくても厄介ごとがついてくるキャラ(?)ですが今回は自分が引きこんだ形になっちゃいましたね。可愛そうに。
今回は学校七不思議がテーマ。
七不思議ってよくあるよね、うちにもあったもん。って思いながらふんふんと読んでいたのですが、だんだん雲行きが怪しくなっていきました。
昨日読んでいて止まらなくなって深夜まで読んでいたのだけど、怖くて怖くて意味もなく周りを見ながら^^;読みました。
いつもは日常ミステリっぽい感じだったのだけど今回はテイストが違いました。ちょっと…いや、かなり怖かったです。
でも、今までのシリーズのなかで伏線があったりして、気になっていたことが落ち着いた気がします。
何となく柳瀬先輩が卒業するときがシリーズが完結するときなのかななんて思っていたのですが、似鳥さんはどうして完結と思われるのかわからないとあとがきで書かれていて面白かったです^^
確かに勝手に決めているのは読者ですよね。柳瀬先輩が伊神先輩のように卒業してから登場するっていうのもあるでしょうし^^
どうなるのかわかりませんが、これからもこのシリーズを楽しみにしていようと思います。2人の展開もとっても気になります。
〈東京創元社 2013.4〉H25.9.15読了
ですか。私が通ってた学校(中学も高校も)には
なかったですね〜。都市伝説とかで流行ったものは
ありましたが。当時はかなりのビビリ人間だった
ので、なくて良かったですけど^^;
ミステリ部分より、あの二人の関係の方が
気になって仕方ないワタクシです(笑)。
葉山君がはっきり自分の気持ちを表明したので、
驚きましたが、嬉しかったです。
次回は二人の距離が急接近しそうですよね^^