
著者:千早 茜
新潮社(2013-06-21)
販売元:Amazon.co.jp
きれいに洗っても、忘れようとしても、まだ残っているもの。それで、人生は満ちている――。結婚直前の不実も、不倫も、自分の体を傷つけてしまうのも、ここにずっといて欲しいとうまく言えないのも、ぜんぶ同じ。怖いから。抗いたいから。体と心が触れあった痕跡を遺すことだけが、私たちの唯一の寄る辺なのです――言葉にしたら消えてしまうかもしれない感情の奥底まで踏み込んで描ききった、痛くて優しい連作小説。
6つの連作短編集です。
出てくる人たちが少しずつ繋がっています。
千早さんはこういう人の絡め方が上手いなと思います。
恋愛って何なんだろうなって読んでいて思いました。
相手に対する想いって想っていても思うように伝わっていなかったり報われなかったり。
正直理解できる人の方が少なかったのだけど…
松本が健気だったなぁ…相手はなかなか手ごわいけど、頑張ってほしい。
千影さんの恋愛はただただ切なかったけど、水草君の言葉が良かったです。
〈新潮社 2013.6〉H25.7.29読了
>出てくる人たちが少しずつ繋がっています。
千早さんはこういう人の絡め方が上手いなと思います。
私もそう思います。
凄く自然にリンクしていますよね。
個人的には「魚神」が一番好きです。
また、ああいったお話も読みたいな〜。