うちの犬、知りませんか?うちの犬、知りませんか?
著者:たかぎ なおこ
文藝春秋(2012-10-27)
販売元:Amazon.co.jp

ひとめ会ったその時から、家族になるってわかってた。ずっと、そこにいてくれると思ってたのに…。小学校に迷いこんできた、やせっぽちの犬・ムク。庭を飛び出し駆けまわっていたムクとの16年間。

HPで連載しているのを少し読んでました。
私は家で小さい頃に猫を飼っていましたが昔すぎて、しかも預かっていてすぐに死んじゃったので愛着持てないままいなくなってしまったので私は動物を飼う人の気持ちがあまりわからないかもしれません。
たかぎさんとムクとの出会いは、本当に運命と言ってもいいくらいでした。
ムクが小学校へ迷い込み、たかぎさんがムクを見つけ気になる存在に。
いじめっ子からムクを助けるために必死でムクを連れて逃げてる姿はスバラシかった!
でも、いじめっ子にいつもいじめられてるよ〜って知っているのに放置している近所の人というのが気になりましたが…昔はそんなもんなの…?
ムクとたかぎさんの16年間が温かかったです。側にいなくなっても頭から離れず、長期の休みが取れる度に家に帰るなんて、良いなって。
ムクの晩年はたかぎさんが会いに行くたびに痩せて軽くなっていったようですが、ムクはこんなに愛されて奔放に生きることが出来て、幸せだったんだろうなと思いました。
なんだかんだで、家族にも凄く愛されていましたよね。お父さんの散歩コースが素晴らしかった^^;散歩している所が私は好きでした。

〈文藝春秋 2012.10〉H25.1.13読了