書物の環境論 (現代社会学ライブラリー4)書物の環境論 (現代社会学ライブラリー4)
著者:柴野 京子
弘文堂(2012-07-24)
販売元:Amazon.co.jp

ひとは、本とどのように出あうのか? 
出版のデジタル化やインターネット書店は、「本の世界」をどのように変えようとしているのか。
産業としての出版・物としての本は、どのような現実のなかにあるのか。

タイトルに惹かれて読んでみました。
図書館とは少し異なりますが、本に関わる本ということで。
出版に関する歴史や流通、取次について。
書店のネット販売と店頭販売。そして、本と電子書籍について。
ネットを使って商品を購入するというのは今本当に主流になりつつありますよね。本の場合はアマゾンに限りませんが特にアマゾン。私もしょっちゅう使ってます。
確かにラクなんですけど、でも本は私は店頭でちゃんと実際のものを見て購入したいなぁと思います。だから書店も大事にしたいなと。今は世知辛くて大変だとは思いますが…。
そして電子書籍。最近書店でも販売しているのを見かけるようになりました。
私は電子書籍を何が何でも反対とは思いませんけど、上手く共存出来たら良いなと思ってます。図書館に電子書籍を取り入れるのはまだ早いと私は思いますが。
「本の時代は終わった」という人もいますけど、そういう人は本を読んでるんですか?と聞きたい。本が全く必要なくなるということは私はないと思うので。
それでも、この本の中でも書かれていましたが本を「紙の本」と表現されているのがちょっと悲しかったです。本は本で、電子書籍は電子書籍なのになと思いまして。時代の流れなんですかね。

〈弘文堂 2012.7〉H25.1.12読了