![図書館はラビリンス―だから図書館めぐりはやめられない…〈Part2〉](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51aYdaJPDVL._SL160_.jpg)
著者:内野 安彦
樹村房(2012-12)
販売元:Amazon.co.jp
知の迷宮から発見・創造へ! 元塩尻市立図書館長が、14年間勤めた図書館への思い、子どもの頃や青春時代の思い出、日常生活の断片などを綴る。「図書館の世界」へ読者を誘うエッセイ第2弾。
「だから図書館めぐりはやめられない 元塩尻市立図書館長のアンソロジー」に続いて第2弾です。
前作と同じように著者さんが読まれた本の紹介なのですがそれに結び付くお話もされています。以前よりも図書館に対するメッセージ性が強かったように感じました。
例えば図書館の本代の予算は段々削られているのであまり本が買えないと。だから利用者がたくさん借りてくれそうな本ばかりを購入し「無料貸本屋」化していっているようだと。もちろん貸出し数は大事で私の勤める図書館もそこは重要視していますけども、それだけが大事なわけではないんですよね。でもやはり数値で左右される部分があるので難しいのですが。でも私の勤める図書館は割と予算をもらえている方だと思うので、ちゃんと図書館に適した本を買っていきたいなと思いました。
著者さんが薦められた本で既読だった本は重松清さんの「その日の前に」だけでした。小説だけに限らず、いろんなジャンルの本を読まなきゃいけないなと思いました。
〈樹村房 2012.12〉H25.1.10読了