戦力外捜査官 姫デカ・海月千波著者:似鳥 鶏
河出書房新社(2012-09-11)
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捜査一課に配属されてきた身長150cm未満(推定)でアイドル並みにかわいい海月警部は、周囲のかすかな期待を裏切る捜査能力の低さで、たった二日で戦力外通告されてしまう。お守役の設楽刑事と独自に連続放火事件を追ううち、「冤罪」と噂される7年前の事件に辿り着くが―。すべての点が繋がった時、真犯人の壮大な復讐計画が明らかになる。連続放火、女子大生殺人を結ぶ復讐計画とは…!?注目の著者による書き下ろしミステリ。
似鳥さんの新刊が単行本だ!とまずそこにちょっと感動したこの作品。
表紙が何だかラノベテイストだなぁと思ったら内容も最初はドジっ子刑事が何だか頑張ってる感じで、半ば巻き込まれた感じの設楽刑事が可哀相だなぁ。出世できるかぁなんて思いながら読み始めていたのですが。
海月警部の推理は驚きました。本当に二重人格か?と思うくらい。
それでも見た目のせいなのでしょうか、最初はおっさんたち・・・もとい現場のベテラン刑事たちは聞く耳を持たず…。
どこまでメンツとか世間とか気にしているのかはわかりませんが、川萩警部の考えは腹が立ちました。仕方ないのかなぁ。多少は最後頑張ったみたいですけど…。
事件も面白かったです。放火事件に殺人事件、初めは違う刑事たちが取り調べをしているのですが、次第に7年前の事件に繋がっていきます。そして一つに繋がった時、警察は窮地に追い込まれます。
犯人側の言い分も分かります。恨む理由も分かります。でも、それで全然関係ない人をも巻き込むのはお門違いです。ラストはドキドキして一気読みでした。
越前刑事部長がいい味出してます。お偉い人ですけど、柔軟な頭を持っているのが好感が持てます。まあ、偉いからそういう頭を持てるのかもしれないけど。
最後に設楽刑事が海月警部の相棒になった理由がわかります。ほのぼのとして可愛かったけど、警官として、また人として大切なものを設楽刑事が持っているんだろうなと思ってほっこりして読み終えました。
オチが何とも可哀相でしたけど。
何だかシリーズ化も行けそうな作品です。
今までの似鳥作品とはちょっと違いますが、面白かったです。続編が出てくれるのを待ってます。
〈河出書房新社 2012.9〉H24.11.4読了


それぞれのキャラが立っていて良かったですよね。ゆるいキャラ造形や会話の反面、事件の真相は結構重くて意外に読み応えがありました。
設楽刑事のキャラがかなり気に入ったので、ぜひ続編出してほしいです。越前刑事部長のキャラも良かったですよね^^設楽刑事との絡みが楽しかったです。