公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
著者:堀内 公太郎
宝島社(2012-08-04)
販売元:Amazon.co.jp
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公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。捜査本部は血眼で犯人を追うが、それを嘲笑うかのように惨殺は繰り返され、世間は騒然となる。殺されたのはレイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師など、指弾されても仕方ない悪党ばかりで、ネットには犯人を支持する者まで出始めていた。一方、いじめに苦しみ、自殺を図ろうとした女子高生の前に、謎の男が現れ…。
このミス隠し玉の方の作品です。読むのは3冊目です。
「森のくまさん」という可愛らしいタイトルですが、内容は残酷です。
被害者に関連性はなく、ただ世間では憎まれ、殺されてもしょうがないとされている人達。そういう人たちを「森のくまさん」が処刑しています。
ネット上では「森のくまさん」を崇める人も増えていきます。
怖いなー。本当にこういう世界があるんですもんね。ネットって怖いです。
悪いことも正当化されそうで恐怖を感じました。
でも展開が気になってどうなるどうなるとお読む手が止まりませんでした。
面白かったのですが、途中で犯人が読めて分かってしまったのが残念でした。
相当な鈍い私が気づいたので^^;もうちょっと最後まで「え〜!?」っていう展開がほしかったです。
それにしてもあの女子高校生たちは怖いです。
最初はあっちの子の方が怖いと思っていたけど、実はこっちの方が残忍だったかとそこは気づきませんでした。最後のコメントは怖かったです。でも、成敗してほしいなとも思います。
〈宝島社 2012.8〉H24.9.29読了
著者:堀内 公太郎
宝島社(2012-08-04)
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公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。捜査本部は血眼で犯人を追うが、それを嘲笑うかのように惨殺は繰り返され、世間は騒然となる。殺されたのはレイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師など、指弾されても仕方ない悪党ばかりで、ネットには犯人を支持する者まで出始めていた。一方、いじめに苦しみ、自殺を図ろうとした女子高生の前に、謎の男が現れ…。
このミス隠し玉の方の作品です。読むのは3冊目です。
「森のくまさん」という可愛らしいタイトルですが、内容は残酷です。
被害者に関連性はなく、ただ世間では憎まれ、殺されてもしょうがないとされている人達。そういう人たちを「森のくまさん」が処刑しています。
ネット上では「森のくまさん」を崇める人も増えていきます。
怖いなー。本当にこういう世界があるんですもんね。ネットって怖いです。
悪いことも正当化されそうで恐怖を感じました。
でも展開が気になってどうなるどうなるとお読む手が止まりませんでした。
面白かったのですが、途中で犯人が読めて分かってしまったのが残念でした。
相当な鈍い私が気づいたので^^;もうちょっと最後まで「え〜!?」っていう展開がほしかったです。
それにしてもあの女子高校生たちは怖いです。
最初はあっちの子の方が怖いと思っていたけど、実はこっちの方が残忍だったかとそこは気づきませんでした。最後のコメントは怖かったです。でも、成敗してほしいなとも思います。
〈宝島社 2012.8〉H24.9.29読了
何か最後の女子高生たちのすれ違いとか、題材としては面白いところがあるな、と思いました。
狂気と正気の違いって何なのか? 犯人と取り調べた側のやりとり、最後の女子高生のすれ違いなど……。そういうのがテーマなんでしょうね、とも。
ただ、いかんせん、犯人がわかりやすいし、しかも、登場人物が少ない割に描き分けがいまいち、というのが残念でした。そういうのをあわせると、ちょっと「勿体無い」という印象が残りました。