ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
著者:三上延
アスキー・メディアワークス(2012-06-21)
販売元:Amazon.co.jp
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第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)
よく来る常連客に「あまり品揃えが変わらない」と言われ、栞子と大輔は古本市へ行く。そこには栞子の幼馴染の滝川蓮杖もいた。そして、栞子とその母智恵子を毛嫌いしているヒトリ書房の井上太一郎もいて、なぜか大輔の事を知っていた。「たんぽぽ娘」はヒトリ書房が落札したが、本がなくなったという。ヒトリ書房は栞子が犯人だとハナから決めつけ、栞子が所持していた「たんぽぽ娘」を奪っていった。
第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』
久しぶりに坂口しのぶがやってきた。小学生の時に見た絵本を手に入れたいのだという。しかし、覚えていることは曖昧で情報が少ない。栞子も書名が思い浮かばないという。栞子たちはしのぶの実家へ行き、更なる情報収集を図る。しかししのぶと両親は昔から仲違いをしており険悪な雰囲気だった。
第三話 宮澤賢治『春と修羅』(関根書店)
栞子と大輔は智恵子の友人だった人物の元へ向かった。父親の書斎にあったはずの「春と修羅」がなくなっているのだという。犯人は、自分の兄か兄嫁だという。2人はその2人に話を聞きに行く。
プロローグ・エピローグ『王様のみみはロバのみみ』(ポプラ社)
文香の日記。

ビブリア古書堂シリーズ第3弾です。
図書館で予約はしていたのだけど結構後だったし、まだ発注段階ですらないからいつになるだろうと思っていたのですが、職場の先輩が貸してくれました。やっぱり面白くてあっという間に読んでしまいました。読み終えるのがもったいなかったです。
このシリーズで初めてじゃないかなぁ、知っている本が登場したのは^^;
「春と修羅」は高校生の時に勉強しました。
一難去ってまた一難。
栞子さんの事が分かったと思ったらまた気になることが登場して、本当に商売上手なんだから著者さんは。←
でも、何となくあの人が怪しいんじゃないかなぁとは思っていました。
そうしたらやっぱり何か知っていて何か企んでいそうで気になります。
あとがきでは4巻目は冬に出せるかもと書かれていたのでそれを楽しみにしています。
今回「春と修羅」が登場して、知ってるものが出てきた〜とちょっと嬉しかった^^
そして久しぶりの坂口夫婦。相変わらずですね。タイトルがしのぶさんらしくて思わず笑ってしまいました。
ヒトリ書房の方があまりにも栞子親子に対して反感を買っているのも気になりますし。
もはや4が楽しみです。

〈アスキー・メディアワークス 2012.6〉H24.6.27読了