ここはボツコニアンここはボツコニアン
著者:宮部 みゆき
集英社(2012-02-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

“ボツネタ”が集まってできた、できそこないの世界“ボツコニアン”。そこをより良い世界に創り変えるため、「長靴の戦士」として選ばれた少年ピノと少女ピピ。植木鉢の花の姿をした「世界のトリセツ」と共に二人は、前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅に出る!宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー。

おお・・・やりましたね・・・やっちまいましたね。っていうのが最初の感想ですかね。
今までも「ICO」や「ドリームバスター」「ブレイブストーリー」などゲームっぽい(ゲームの原作?)作品は書かれたことがありますが、ここまでゲームをなぞっているような作品は初めてじゃないでしょうか。
ピノとピピたちの会話以外の部分は著者の言葉っていう感じでそこの部分だけだとエッセイみたいに見えます。
この作品、私は面白く読めたけど、宮部さんファンでゲームを全くやらない人が読んだらきっと感想はカナリ違うと思います。
ゲームをする人なら分かる専門用語も結構出てきましたし。
ギャグっぽい感じも私は好きでした。ゲーム上の人たちとプレイヤーっていう感じなのかな?
何だかまだまだ序章みたいなので楽しみです。にしても、よく「小説すばる」で連載が出来ましたね・・・
こっちの連載も気になりますが・・・。
あのー・・・「ドリームバスター」は・・・いつ終わるんでしょうか・・・っていうか続編はまだでしょうか。
確か1年に1冊出て5冊完結みたいな情報を昔聞いたような気がするんですけど・・・^^;もう前すぎて疑問だったことすら忘れてしまったような気がするのですが・・・

<集英社 2012.2>H24.3.21読了