謎解きはディナーのあとで 2謎解きはディナーのあとで 2
著者:東川 篤哉
小学館(2011-11-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

「アリバイをご所望でございますか」
菅野由美が立川駅南口にある権藤ビルで殺されていた。彼女には8年付き合っていた男性江崎建夫がいたが、社長令嬢と結婚が出来そうという事で彼女に別れを切り出していた。彼が怪しいということで、捜査に乗り出すが、彼には完璧なアリバイがあった。
「殺しの際は帽子をお忘れなく」
宝生麗子は行きつけの帽子店にやってきた。そこの店員に事件についての意見を聴くためだ。古びた建物の中で若い女性が殺されていた。携帯やパソコンがなくなっていたが、更になぜか彼女が持っていた帽子が根こそぎなくなっていた。
「殺意のパーティにようこそ」
麗子は友人の父親の誕生パーティに呼ばれていた。大学生時代の友人と久しぶりに会い、会話を楽しんでいたが、屋上から悲鳴が聞こえる。
「聖なる夜に密室はいかが」
クリスマスに影山は用事があるらしい。そのことに腹を立てバスに乗って通勤すると場所を間違えていた。その場で女性が助けを求めていた。友人が自宅で亡くなっているのだという。しかし、雪が降った後にもかかわらず足跡がなかった。犯人はどうやって逃げたのか。
「髪は殺人犯の命でございます」
ある屋敷で女性が刺殺されていた。その女性の死体で1番不審な点は、長かった髪の毛がバッサリ切り取られていたことだった。何のために犯人は髪を切ったのか。
「完全な密室などございません」
有名な画家がアトリエで殺されていた。アトリエは完全な密室。関係者にもアリバイがあり、隠し扉も見当たらない。事故死ではないかとも考えられていたが影山が反論する。

謎解きはディナーのあとで第2弾です。
私はドラマは見ていなかったのだけど、やっぱり執事の影山はとりあえず30歳を超えてる気がするんだけど…って言ってもしょうがないですね。
本当にそのまま続編という感じで2人の関係性はまぁーったく変わっていなかったですね^^;
言葉の掛け合いとか、影山がお嬢様に言う大失言だってお互いに懲りないなぁと思うし…。それがダメってんじゃないんですけど。
ミステリ要素は流石だなと思いますけど、それ以外のゆる〜いのも相変わらずで^^;
でも、最後の風祭警部の行動は「おっ」と思いました。
まあ、進展はしないでしょうけど。
これからも続いていくのでしょうか。楽しみです。

<小学館 2011.11>H24.2.8読了