小中学生のための初めて学ぶ著作権 (あさがく選書)小中学生のための初めて学ぶ著作権 (あさがく選書)
著者:岡本薫
朝日学生新聞社(2011-06-30)
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中学校の学習指導要領にも明記されるようになった「著作権」について、文部科学省著作権課長として、著作権のルール作りに携わってきた著者(現・政策研究大学院大学教授)が小中学生向けにわかりやすく解説した1冊。2011年3月に朝日小学生新聞に連載され、「論理的な考え方が身につく」と好評を博しました。この本では、「権利って何?」「著作権はなぜ必要なの?」といった根本的な疑問に始まり、著作権の種類と範囲・例外規定まで、30の項目に分けてわかりやすく解説しています。この1冊で、著作権の全体像がわかります。

小中学生向けという事で分かりやすそうだったので読んでみました。
図書館に勤めていると著作権は切っても切れないものなのです。
特に、複写。
今の時代はコピー機でもパソコンでも簡単に複写が出来るから、全く同じものがもう一つ生まれるっていう認識が薄いんですよね。
一つの作品の半分以下しかコピーできないし、ゼンリンの地図は見開き1ページで一つというくくりだから、半分以下の部分しかコピーできないんです。でも、分かってもらえないことが多くて、1番利用者ともめるのがコピーについてです。
それに図書館自体が無料で貸出していますからね…
最近あるんですよね。発刊から6か月後じゃないと図書館で貸出してはいけませんとか、図書館で貸出禁止ですっていう本。
そんなこんなで著作権とも闘っているので、この本は分かりやすくて良かったです。
改めて、勉強になりました。

〈朝日学生新聞社 2011.6〉H24.1.16読了