生き延びるための地震学入門著者:上大岡 トメ&アネ
幻冬舎(2011-07-26)
販売元:Amazon.co.jp
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「水、食料、防災や耐震も重要。でもさらに必要なのもの、それは正しい「知識」です。」
ご存知、上大岡トメと地震学准教授のアネ(姉)が教える初心者のための地震学
日本に住んでいる限り、地震は必ずやってくる。これは、避けられない。では、サバイバルするためには何が必要なのか?水、食料、防災や耐震は、もちろん重要。でも、もっともっと必要なのもの、それは正しい「知識」です。「知識」はなにより大きな備えになる!!ベストセラー「キッパリ!」の著者上大岡トメが、実姉の上大岡アネ(京都大学大学院理学研究科准教授・地震学)に聞きたいことを聞きまくり、とことんわかりやすくマンガ化、図解しました。「地震はどうして起こる?」というもっとも基本的な疑問から、「いったいこれからどうなっていくのか?」という考察まで、生き延びるための知識(=地震学)を一所懸命まとめました。もう、わからないで終わらせないための、初歩から学ぶ地震学。※印税は、「あしなが育英会・東日本地震・津波遺児募金」に寄付されます。
新刊案内を見ていて気になった本でした。
トメさんとトメさんのお姉さん、二人で自身に関する本を作りたいと前々から思っていたそうなのです。それでも、今回の東日本大震災を日本中が経験したことで人は前よりも地震に関してもっと知りたいと思っているはずとお二人の地震学入門が実現しました。
地震に関しての本当の基礎の基礎の知識は学校で学びますが、専門書は難しいしちゃんとは分かってなかったと思うんです。
この本はトメさんとアネさんの対談形式でどんどん進んでいきますが、トメさんの可愛らしいイラストも入って解説もついているので分かりやすいです。
地震の予知って「緊急地震速報」が出るようになったから発展しているのかと思っていました。それでも、そうではないんですね。
情報だけをそのまま鵜呑みにしてはいけないんですね。
最後にアネさんはおっしゃっていました。
人間の敵は地震でも津波でもなく、人間のココロだと。
大きい地震があった直後は皆警戒するけど、大地震は明日来るのか10年後来るのか100年後に来るのかわからない。だから、どんどん記憶が薄れていってしまう。
だから、今回の地震はもちろん、今まで起きた地震についても忘れない努力、次の世代に伝える努力をしていかなければならない。そうおっしゃっていました。
もちろん被害に遭われた方は忘れないと思いますが、そうではない人のココロはやっぱり時の流れとともにずっと同じ感情でいることは難しい。
情報を鵜呑みにしないで、自分の身には起きないだろうと勝手に過信せずに備えることが大切なんだと改めて感じさせられました。
〈幻冬舎 2011.7〉H23.9.8読了

