中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
著者:中野 京子
文藝春秋(2011-03-09)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
オススメ!
★謎が解けたら、名画は最高の「エンターテインメント」になる!
日本人の苦手ジャンルとされてきたギリシャ神話の名画を、西洋文化史に精通する著
者が痛快に読み解きます。そうして見えてくるのは、ゾクゾクするほど面白い神々と
人間のドラマ。
主神ゼウスや、愛欲の女神ヴィーナス、太陽神アポロン、処女神ディアナなど、そう
そうたる神々が繰り広げる全20篇の物語を収録。
■ オリュンポス十二神の関係がひと目でわかる「神々の系譜」付き
■ 紹介する名画は30点。すべて美しいビジュアルにこだわったオールカラー
■ 主要絵画24点は、引き出し線を使って詳細に解説
レンブラント『ダナエ』/ティントレット『天の川の起源』/セスト(ダ・ヴィンチ模写)『卵から生まれた双子』/ジェローム『ピグマリオンとガラテア』/ボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』/ゴヤ『運命の女神たち』など。
私、小説以外でオススメ!ってつけたの、初めてな気がします。
中野さんの作品は2冊目なのですが、面白いです。
名画の謎、歴史についてが紐解かれている作品ばかりで凄く興味深いんですよ〜。
今回は名画の中に隠されたギリシャ神話の謎。です。
ギリシャ神話って知りたいと思っていてもなかなか難しくて理解できなかったんですよね、今まで。
今回でスッキリサッパリ分かりました!とは勿論言いませんけど^^;過去にこういう名画があって、この名画の中には作者のギリシャ神話におけるこういう意図があったんじゃないかって言う解説が分かりやすくて面白くてふんふんと思いながら読んでいました。
もう最初から惹かれちゃいましたよ。レンブラントの「ダナエ」普通に絵を見ても綺麗な絵だなと思うんですけど、その絵の中にダナエの父親が神託を受けたらダナエの息子に将来殺されるといわれてダナエを監禁して、でもダナエは監禁されている場所の窓からゼウスが光として登場して結局子どもが出来るって言う神話がぎゅって詰まっているんですよ。1枚の絵で。その神話が分かると絵の見方も変わりますよね。ダナエの表情とか裸体とか射している光とか全てに意味がなされてくるんですよね。絵自体もとても素敵。絵を本で見れるということだけでも価値がある気がします。
ルーベンスの絵もフランダースの犬に登場する絵くらいしか知らなかったんですけど^^;何枚か見ることが出来ました。「ヴィーナスとアドニス」と「パエトンの墜落」か。この本凄くよかったんですけど、絵の索引とかあればもっと引きやすかったのになぁと思いました。ちょっと探すのに手間がかかるときがあり^^;私の引き方が悪いのか。
あとは文章の間に絵があるので最初か最後に載ってたら見やすかったのになぁとかちょっと小さいことを思いましたけど^^;それでも大満足でした。面白かったです。手元においておきたいかも・・・。
〈文芸春秋 2011.3〉H23.8.24読了
著者:中野 京子
文藝春秋(2011-03-09)
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オススメ!
★謎が解けたら、名画は最高の「エンターテインメント」になる!
日本人の苦手ジャンルとされてきたギリシャ神話の名画を、西洋文化史に精通する著
者が痛快に読み解きます。そうして見えてくるのは、ゾクゾクするほど面白い神々と
人間のドラマ。
主神ゼウスや、愛欲の女神ヴィーナス、太陽神アポロン、処女神ディアナなど、そう
そうたる神々が繰り広げる全20篇の物語を収録。
■ オリュンポス十二神の関係がひと目でわかる「神々の系譜」付き
■ 紹介する名画は30点。すべて美しいビジュアルにこだわったオールカラー
■ 主要絵画24点は、引き出し線を使って詳細に解説
レンブラント『ダナエ』/ティントレット『天の川の起源』/セスト(ダ・ヴィンチ模写)『卵から生まれた双子』/ジェローム『ピグマリオンとガラテア』/ボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』/ゴヤ『運命の女神たち』など。
私、小説以外でオススメ!ってつけたの、初めてな気がします。
中野さんの作品は2冊目なのですが、面白いです。
名画の謎、歴史についてが紐解かれている作品ばかりで凄く興味深いんですよ〜。
今回は名画の中に隠されたギリシャ神話の謎。です。
ギリシャ神話って知りたいと思っていてもなかなか難しくて理解できなかったんですよね、今まで。
今回でスッキリサッパリ分かりました!とは勿論言いませんけど^^;過去にこういう名画があって、この名画の中には作者のギリシャ神話におけるこういう意図があったんじゃないかって言う解説が分かりやすくて面白くてふんふんと思いながら読んでいました。
もう最初から惹かれちゃいましたよ。レンブラントの「ダナエ」普通に絵を見ても綺麗な絵だなと思うんですけど、その絵の中にダナエの父親が神託を受けたらダナエの息子に将来殺されるといわれてダナエを監禁して、でもダナエは監禁されている場所の窓からゼウスが光として登場して結局子どもが出来るって言う神話がぎゅって詰まっているんですよ。1枚の絵で。その神話が分かると絵の見方も変わりますよね。ダナエの表情とか裸体とか射している光とか全てに意味がなされてくるんですよね。絵自体もとても素敵。絵を本で見れるということだけでも価値がある気がします。
ルーベンスの絵もフランダースの犬に登場する絵くらいしか知らなかったんですけど^^;何枚か見ることが出来ました。「ヴィーナスとアドニス」と「パエトンの墜落」か。この本凄くよかったんですけど、絵の索引とかあればもっと引きやすかったのになぁと思いました。ちょっと探すのに手間がかかるときがあり^^;私の引き方が悪いのか。
あとは文章の間に絵があるので最初か最後に載ってたら見やすかったのになぁとかちょっと小さいことを思いましたけど^^;それでも大満足でした。面白かったです。手元においておきたいかも・・・。
〈文芸春秋 2011.3〉H23.8.24読了