作家の口福 (朝日文庫)著者:恩田 陸
朝日新聞出版(2011-02-04)
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贄沢なチーズ鱈、卵の黄身をとろっと絡めたトースト、はんぺんのオイルフォンデュ、白砂糖入りの七草粥、ハーブティーで淹れたココア、モンゴルのいのちを頂くヤギのシチュー…20人の作家が自分だけの“ご馳走”を明かす。読めば「美味しい!」を共感できる極上のエッセイ集。
20人の作家さんの食べ物のエッセイです。すごく豪華です。ほとんど読んだ事がある作家さんでした。読んだことなくても皆さん知ってます。
ご馳走って人によってそれぞれですよね。エッセイもそれぞれの味が出ていてとても面白かったです。特に印象的だった作家さんの感想をいくつか。
恩田陸さん。恩田さんは小さなころ、絵本に登場するお菓子やパンを食べたいと強く思っていたそうなのだけど、大人になって小説を読むようになってからは登場する食べ物の印象がなくなったらしい。理由は登場するお酒に興味を持つようになったかららしいです。お・・・恩田さんらしい〜^^;恩田さんの作品はだからお酒を飲む宴会のシーンが多いんだといわれるのだそう。確かに私が初めて読んだ「ネバーランド」でも、高校生が普通にお酒を飲み明かしていて驚いた記憶があります^m^
山本文緒さん。三食とも自分で作られているって言うのが意外でした。それからおなかがすくと恐怖に駆られるっていうのはわかるかも。私もおなかがすくと不安になります。特に出かけているとき。帰るまで何も食べれないんだと思ったらちょっと悲しくなるし不安になります^^;
森絵都さん。森さんって普段走られるんですね。そこから「ラン」が生まれたのでしょうか。それとも取材してからの影響なのでしょうか。どちらにしても勝手に仲間だと思って嬉しいです^^でも、そんな健康的な感じなのに食生活はいただけないですね〜。病院へ行ったのはいいきっかけだったのかもですね。って、偉そうにすみません^^;
三浦しをんさん。しをんさんはいったいどこまで本当のことなの?やっぱり全部真実なのか^^;と思わずにはいられない。やっぱりしをんさんのエッセイは面白くて短いページなのに何度も「ぷ」と笑ってしまいました。でも台所に本を置くのは危険では・・・?あ、それから居酒屋メニューでご飯ものを見てしまうという気持ちはものすごくよくわかります!私は先に食べたい人です。やっぱり一食の中に炭水化物を食べたいですから!私はお酒は甘いのしか飲まないし。炭水化物のものを食べないと、なんだか食べた気がしないんですよね〜。だから私も痩せなくて太る一方なのかなぁ・・・。
朱川湊人さん。1番強烈に残っているかも。親の離婚により父親に半ば誘拐のように三兄弟を引き取り育てられた朱川さん。父親は男出ひとつで育ててくれたけど、お弁当を作るのは苦手だから、そういう時朱川さんはパンを買っていたのだそう。でも同級生のお弁当を見てうらやましくて遠足のときにお父さんにお願いしたのだそうで。お父さんは一生懸命作ってくれて、お昼にお弁当をあけたらきれいに作られていた。でも、あったかい状態のままお弁当箱に入れてしまっていたから全部痛んでいたらしい。朱川さんは号泣したそうだけど、子供ながらにお父さんがせっかく作ってくれたのにそれが食べられないことが悔しくて悲しかったんだろうな。このエピソードがすごく感動して、素敵だと思いました。
角田光代さん。旅行のエピソードが面白かったです。タジン鍋が流行っているけどモロッコに行った際に1ヶ月食べ続けたそうで^^;その国に行ったらその国の料理鹿食べないというポリシーがあるそうですが、そのときばかりは違うものを食べたそうで。その違うものが食べられたときの感動って凄まじい物だったんでしょうね^^
道尾秀介さん。バーで女性に「紫の君」って呼ばれているのにウケました^m^
どの作家さんも面白かったです〜^^
でも・・・ごめんなさい。仕事からの帰り道にも読んでいたのですが、約1年ぶりのV6の新曲情報が舞い込み、読んでいても右から左へ流れていくという状態が続き、後半の作家さんのは読めたんだか読めてないんだか微妙です・・・。すみません。テンションがあがって興奮して目で文字は追ってるんですが頭に入ってるんだかいないんだか。機会があったらぜひ読み返し・・・いや〜返さないかな^^;ごめんなさい。
〈朝日新聞出版 2011.2〉H23.6.24読了

