哲学で解くニッポンの難問著者:三田 誠広
講談社(2011-03-29)
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退職した夫が一日中家でゴロゴロしています芥川賞作家が「生」の意味を超具体的に回答する。小規模な悩みに宿る人生の真実。日本人が今抱える不幸感に古今東西の哲学を引き明るく絶望と付き合う法をとく。
三田さんの本は随分前に読んだ「いちご同盟」と「春のソナタ 純愛-高校編」以来3冊目で小説以外は初めてでした。でも、小説以外も相当出されている方なんですね。そして頭の中は自分の書く本の構想でいっぱいだそうで、自分が生きているうちにその思いの丈を全て出せるかどうか・・・なんておっしゃっていたのでこの方は作家は天職なんだなと思いました。
私、この本は哲学の本だと思って借りたんです。そしたら、どちらかというと人生相談の本でしたね。しかも、夫婦とか老後とか死についてだったので私には少し早かったかなと思いました。特に夫婦の悩みは未婚の人は読むもんじゃないですね。結婚したくなくなります。
それでも、三田さんの考えが割りと斬新なものもあったりして面白かったです。
そして男性だけど、奥様、女子の目線ももってらっしゃるんだなと思いました。定年後に妻が自分を邪魔そうに見ているとか、熟年離婚を迫られているとか^^;そういう質問に対して、あなたは奥さんに感謝していたか?定年した後産業廃棄物のように(←この表現が凄い)ジャージを着たまま無精ひげでゴロゴロして奥さんが出かけるときは執拗に聞いたりしていないかなんて事を言ってらっしゃるので。
思いっきり第三者な私は面白いなーと思いつつ読んでいました。
いろんな悩みや問題はありますけど、問題は過去でも未来でもなくて今なんですよね。
分かってはいるんですけどね。今を大事に生きればいいんだって。
根本的な部分を改めて教えていただいた気がします。
私が定年あたりに読んだら、また印象が変わるのかな^m^
〈講談社 2011.3〉H23.6.5読了

