残酷な王と悲しみの王妃
著者:中野 京子
集英社(2010-10-26)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
運命の支配か。宿命への挑戦か。アン・ブーリン、マルガリータ・テレサ、イワン雷帝etc.数百年の時を超え、王族たちの生々しい息遣いがここに甦る。『怖い絵』の著者がヨーロッパ王朝の光と影を辿る歴史読み物。
タイトルに惹かれて図書館で借りて読みました。
歴史は学生の時は苦手だったのですけど、歴史の本を読むのは好きです。覚えなきゃいけないっていう思いがないのが良いのかも^^;
この本で出てきた王妃達は、名前は聞いたことがあるけどどういう人かは分からないなぁと言う人ばかりでした。まあ、読んで完璧に分かったわけではないと思いますが。それでも歴史がとても分かりやすくて、読みやすかったです。面白かった。
出てくるのはこの方々なのですが。
メアリー・ステュアート(スコットランド女王)
マルガリータ・テレサ(スペイン王女→神聖ローマ皇后)
イワン4世(モスクワ大公・全ルーシのツァーリ)
ゾフィア・ドロテア(イギリス王ジョージ1世妃)
アン・ブーリン(イングランド王妃)
メアリー・スチュアートの性格が本当なら、最後に処刑されてしまうのも自業自得な部分もほんの少しは無きにしも非ずだと思うけど、それ以外は本当にひどいですよ。
外国も、昔の日本のように世継ぎを生まない女性は女じゃないみたいな感じな時代もあったんですね。
ハプスブルク家もちゃんとは知らなかったんですけど、近親相姦も良いところですね。そんな濃い血ばかりで子供を産むから長生きする健康な子供が生まれなかったのでは?と、今だったら誰しもが思うと思うのだけど。マルガリータ・テレサの母親はホント可哀相ですよ。結婚する予定だった男性が死に、その男性の父親と結婚する事になったとか。意味がわからない・・・。
イワン雷帝は、人ではないと思う。悪魔だ。癇癪が起きると相手が誰であろうと殺してしまう。後で後悔したって遅いのに。
ゾフィア・ドロテアがされた仕打ちは本当にひどい。そもそも結婚自体が間違ってる。結婚が決まったのに捨てられてその弟と結婚した女性が捨てた人の娘と自分の子どもを結婚させる事にいい顔をするはずがないのに、どうして分からないんだろう。夫も妻を人生の3分の2も幽閉させて自分は悠々自適に暮らしているとか、読んでいて腹が立ってしょうがなかったです。
アン・ブーリンもいわば略奪愛だけど、10年も王は言い寄って結婚したのに、男の子を産まなかったからって斬首とか、人の行為とは思えないですね。
こんなに女性が物のように扱われていた時代があったんですね。
読んでいて腹が立ちました。
でも、言い方に語弊があると思うけど、惹きこまれてあっという間に読みました。
歴史って面白いです。
〈集英社 2010.10〉H23.4.18読了
著者:中野 京子
集英社(2010-10-26)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
運命の支配か。宿命への挑戦か。アン・ブーリン、マルガリータ・テレサ、イワン雷帝etc.数百年の時を超え、王族たちの生々しい息遣いがここに甦る。『怖い絵』の著者がヨーロッパ王朝の光と影を辿る歴史読み物。
タイトルに惹かれて図書館で借りて読みました。
歴史は学生の時は苦手だったのですけど、歴史の本を読むのは好きです。覚えなきゃいけないっていう思いがないのが良いのかも^^;
この本で出てきた王妃達は、名前は聞いたことがあるけどどういう人かは分からないなぁと言う人ばかりでした。まあ、読んで完璧に分かったわけではないと思いますが。それでも歴史がとても分かりやすくて、読みやすかったです。面白かった。
出てくるのはこの方々なのですが。
メアリー・ステュアート(スコットランド女王)
マルガリータ・テレサ(スペイン王女→神聖ローマ皇后)
イワン4世(モスクワ大公・全ルーシのツァーリ)
ゾフィア・ドロテア(イギリス王ジョージ1世妃)
アン・ブーリン(イングランド王妃)
メアリー・スチュアートの性格が本当なら、最後に処刑されてしまうのも自業自得な部分もほんの少しは無きにしも非ずだと思うけど、それ以外は本当にひどいですよ。
外国も、昔の日本のように世継ぎを生まない女性は女じゃないみたいな感じな時代もあったんですね。
ハプスブルク家もちゃんとは知らなかったんですけど、近親相姦も良いところですね。そんな濃い血ばかりで子供を産むから長生きする健康な子供が生まれなかったのでは?と、今だったら誰しもが思うと思うのだけど。マルガリータ・テレサの母親はホント可哀相ですよ。結婚する予定だった男性が死に、その男性の父親と結婚する事になったとか。意味がわからない・・・。
イワン雷帝は、人ではないと思う。悪魔だ。癇癪が起きると相手が誰であろうと殺してしまう。後で後悔したって遅いのに。
ゾフィア・ドロテアがされた仕打ちは本当にひどい。そもそも結婚自体が間違ってる。結婚が決まったのに捨てられてその弟と結婚した女性が捨てた人の娘と自分の子どもを結婚させる事にいい顔をするはずがないのに、どうして分からないんだろう。夫も妻を人生の3分の2も幽閉させて自分は悠々自適に暮らしているとか、読んでいて腹が立ってしょうがなかったです。
アン・ブーリンもいわば略奪愛だけど、10年も王は言い寄って結婚したのに、男の子を産まなかったからって斬首とか、人の行為とは思えないですね。
こんなに女性が物のように扱われていた時代があったんですね。
読んでいて腹が立ちました。
でも、言い方に語弊があると思うけど、惹きこまれてあっという間に読みました。
歴史って面白いです。
〈集英社 2010.10〉H23.4.18読了