本に埋もれて暮らしたい (桜庭一樹読書日記)本に埋もれて暮らしたい (桜庭一樹読書日記)
著者:桜庭 一樹
東京創元社(2011-01-27)
販売元:Amazon.co.jp
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サイン会、打ち合わせに撮影、連載開始…サクラバカズキは忙しい。ドナドナになったり、暴走族になったり、白い魔物(あいふぉん)に翻弄されたり…それでも嵐が来ようが、風が吹こうが、やっぱり毎日、書店に行き、毎日必ず、本を読む。読書魔サクラバの好評ウェブ連載単行本化。縦横無尽に読んで過ごした一年間。

ついにこの読書日記も第4弾になったんですね。このシリーズ大好きです^^桜庭さんの読書日記もさることながら編集者さんたちの会話が本当に可愛らしくて面白い!
本当にこんな会話が繰り広げられているなら私も混ざりたい!って思います!
その編集者さんが撮影した「製鉄天使」の時のサイン会で赤い特攻服を着た桜庭さんが街を闊歩している姿が可愛くて萌えました。
あとはちょいちょい他の作家さんの話が出てくるのも好き^^
道尾さんも登場。道尾さんの言っていた「室温」って、昔演技者でトニセンがやったドラマのやつだよね。そこでちょっと反応。
あとは「木の中に血は立ったまま眠っている」っていう一文があって、若干違うけど反応してしまった^^
それから印象的だったのは、天童荒太の作品を読んでいてその中に出てきた人物が桜庭さんにとって強烈で好きになったので、また天童さんの作品で出てきてくれることを期待していたんだそうで。
で、もし出てこなかったら生まれ変わってめぐりめぐって自分の作品に出てこないかな。って書かれていたのがすごく印象的でした。
何だか考え方が小説家!って言う感じがしたんです。こういう考え方、普通の人はしないですよ。桜庭さんってすごいです。ぜひとも、そのじいちゃんが登場する本を書いてほしいなと思います。(気が早いけど)
はっ!そういえば第3弾で結婚式が行われようとしていて続くってなっていたからすごく楽しみにしていたのに、全然かかれていなかった・・・。
結婚式の模様を知りたかった・・・。だって吉本の事務所の小学校でやったんでしょ。
気になる~。
最後のトワイライターの女子談義も面白かったです^^
私は始めからK島さんがいることに「あれ?」と思っていたんですけど、誰も突っ込まなかったんですね。
いや~東京創元社の編集者さんたち面白すぎます~。本も好きです~。

〈東京創元社 2011.1〉H23.2.14読了