
著者:太田 光
新潮社(2010-10-29)
販売元:Amazon.co.jp
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かつて読んだことのない感動の形がここにある。爆笑問題・太田光、待望の処女小説!
「どこかの誰かが、この鳥を必要としている」――誰よりも小説を愛し、誰よりも小説に愛される芸人、太田光がついに作家デビュー!
舞台芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作ほか、
父との不和に悩む娘やイジメにあう男子高校生の葛藤から、
人類の行く末、そして神の意志までを、
持てる芸のすべてを注いで描き尽くした《希望の書》
太田さんの事は特に好きではないのだけど(爆)
それでも太田さんがかなりの読書家なのはテレビを見て知っていたので、読むのを楽しみにしていました。
一つ一つの物語は面白かったのですが、メッセージが頭の悪い私はあまりよく理解できておらず^^;すみません。
良かったと思いますが、太田さんがライバル視している劇団ひとりの本のほうが分かりやすくて好きかな。
9つの物語が書かれていたけど、1番好きだったのは「マボロシの鳥」でした。
現代?と過去の交差が若干紛らわしかったけど、それぞれの時代がマボロシの鳥で繋がっていました。
あとは「地球発・・・」かな。宮沢賢治が好きなので^^ジョバンニやカムパネルラの名前が出てきて嬉しかったです。
そういえば、太田さんはSMAPの曲を作詞されたのですが、その歌詞と物語がリンクしているそうです。
歌詞も確認したのですが、私はそのリンクがよく分からず^^;本当に頭悪いですね。
〈新潮社 2010.10〉H23.1.15読了
伝えたいことがあることはわかるのですが、それがはっきり『何か』というのがいまいち読み取れないというか・・・漠然としていてわかりにくいというか。これは私の読み取り不足なだけかもしれないのですが^^;
絶賛する人の気持ちもわからなくはないのですが、万人受けするタイプの作品ではないかなぁと思いましたね。私も小説家としては劇団ひとりの方が好きですね。