おべんとうの時間おべんとうの時間
著者:阿部 了(写真)
木楽舎(2010-03-30)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
全日空機内誌『翼の王国』の人気No.1エッセイ、待望の書籍化!
本書はお弁当のレシピ本ではありません。阿部夫婦(夫・カメラマン/妻・ライター)が全国各地の手作り弁当を二人三脚で取材したフォトエッセイ集。
海女、釣り堀経営、素麺職人、高校生、猿まわし、営業マン、大学教授……市井の人たちが照れながら見せてくれた手作りのお弁当。 食べながら語られるのは、仕事のこと、家族のこと、こどもの頃のこと…。そこには、お弁当の数だけ絆の物語がありました。
本書を読むと、子供のころのお弁当が懐かしく思い出され、また、手作り弁当を味わいたくなる、そんなあたたかな一冊です。

なんだったかな・・・。王様のブランチか何かで、このご夫婦のお弁当を撮るシーンに密着していたんです。
そこでこの写真家とライターのご夫婦を知り、この作品を読んでみたいと思いました。
ただお弁当の写真が並んでいるだけなのに、どうしてこんなに感慨深く感じるんでしょう。さらに次のページのお弁当を頬張る姿。そしてその人の仕事、人生について1ページにまとめたエッセイ。
写真を見て、文章を読んでいくうちに、次第に笑顔になります。
39人いたら、39通りのお弁当と人生がある。
どの方もとてもおいしそうにお弁当を頬張っていました。自分で作っている方もいれば奥さんや母親に作ってもらっている人もいる。
人それぞれにいろんなお弁当の思い出もあり、それも面白かったです。
職業も、本当にいろんな職業があるんですね。
皆さん誇りを持って働いている感じがして、素敵でした^^
私も、毎日お弁当です。
なぜなら経費削減のため!安月給ですから^^;
といいつつも、声を大きくしては言えませんが、私のお弁当は未だに母に作ってもらっています。父親がお弁当なので、便乗して作ってもらっています。別に作るのもなんだしということで、甘えています。
土日の仕事の時は自分で作っていますよ。おにぎりとか、簡単なものですが。
母のお弁当は野菜が多いです。冷凍食品はたまに1種類入っているかどうか。縦長のお弁当箱に、綺麗に整列して3種類か4種類のおかずが並びます。
たまにお肉も魚も入っていないときは、ちぇーと思わなくもないですけど、この年になって作ってもらっているだけで贅沢なんですよね。
高校のときからだからもう10年ですね。ひえー。改めて感謝しないとなぁ。
エッセイになる前から撮り続けているそうですので、是非とも第2弾も読みたいです。

〈木楽舎 2010.3〉H23.1.8読了