小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅
著者:佐藤 真澄
汐文社(2010-10)
販売元:Amazon.co.jp
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日本の宇宙開発に大きな“財産”をのこし、私たちに感動や勇気を与えてくれた小惑星探査機「はやぶさ」。旅立ちから地球帰還まで、なんと7年!本書は、その長い長い冒険の物語です。
2010年6月地球に帰還、その後消滅した探査機・はやぶさ。その誕生のいきさつから消滅まで、世界中の人々に感動を与えたドラマを、子どもむけにわかりやすく紹介する。10歳から。

今年話題になった「はやぶさ」の事を私は全然知らなかったので、ちゃんと知らねばと思い、読んでみました。
この本は児童書なのでルビがふってありますし、分かりやすかったです。
「はやぶさ」は世界初めてづくしだったんですね。
惑星のサンプルを持ち帰るという事と、イオンエンジンで動かすと言う事、自律性の探査機であると言う事と、地球に帰還技術が搭載されている事の4つが世界初。
とっても低予算で、世界中から大丈夫か?と心配されていたそうで。
そして、沢山のトラブルがというのはよく聞きましたが、本当に数え切れないほどのトラブルに巻き込まれたんですね。
姿勢制御装置?のトラブルから始まり、燃料漏れにイオンエンジンの故障に全機能停止にまでなって。
ん?全部言っただろうか。いや、絶対に言っていない。
そして交信が途絶えていたのに46日後にまた確認が出来ただなんて!凄い事ですよね。
そして、もう何億キロも離れたところで身体がボロボロになっているのに、それを遠く地球で直すと言うのもまた凄い技術だと思いました。どうやっているんだろう。
はやぶさ頑張れという沢山の人たちからの言葉を頂いたというくだりは、不覚にも目頭が熱くなりました。
そして地球帰還のとき。
はやぶさはサンプルが入ったカプセルを地球に戻すのと引き換えに自分は流れ星となって消えてしまったんですよね。
その写真が残っていてじーんとしてしまいました。
そして「はやぶさ」が最期に遺した地球の写真。
本当に満身創痍で身体がボロボロで寿命がきている中で撮った渾身の1枚のような気がしました。
とても感動しました~。知ってよかった。というか、もっと早く知っていればよかったです。
「あさイチ」で柳澤さんが涙目になりながら熱く語っていた理由が良く分かりました。
本当に凄いです。頑張ったね~^^
でも、そのカプセルがウーメラ砂漠に落ちた時、現地に行ったテレビ局は日本でNHKだけだったそうです。世界中のメディアが「世界初の快挙なのに、どうして日本はそんなに盛り上がっていないのか」と不思議がったそうです。
本当ですね、どうしてもっと取り上げなかったのでしょう。
こんなに時間が経ってから言うのもなんですが、そう感じました。

〈汐文社 2010.10〉H22.12.20読了