ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘
著者:水木 悦子
文藝春秋(2010-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

おやじの秘密、しゃべっちゃおうか。水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘たちが語る、父の素顔。

3人の大御所たちは有名ですが、その娘さんたちのお話ということで、気になって予約しました。
とっても有名なお父さんの娘だから、本当に大変だったんだろうなと思いました。
特に、赤塚さんのエピソードは可哀相で可哀相で。
お父さんの彼女と一緒に旅行へ行く事になったり、お母さんとお父さんのところへ行ったら下着姿の知らない女性がいたとか^^;離婚されているからなんともいえないんだけど・・・。それに、小学校でお父さんが漫画家だから彼女に絵を教えてもらいましょうって先生に言われるとか。ひどい先生だよね。娘さんは娘さんなのに。
ドラマを見て、水木さんの家族も大変だと思ったけど、何だかとっても可愛らしい家族だと思った。
水木父子の会話が可愛かった。
「お父ちゃん、絵上手いね!」「当たり前だ!お父ちゃんはそれで生活してるんだから!」っていうのが^m^
でも、反発はあっても最終的にはお父さんと、お父さんの作品が大好きなのだという事が伝わってきました。なにもかも「許す」って凄い事だと思います。
ただ、お父さんの作品を維持して守っていくのって凄くプレッシャーだと思います。
すでに亡くなっている方の場合は尚更。それでも、頑張っていってほしいなと思います。
ふと思ったのですが、3人の漫画家さんの中では水木さんが1番年上なんですね。それでご存命なのだから、やっぱり只者じゃないですよね〜。
そして、タイトルが逸脱です。考えた編集者さんナイスです。

〈文芸春秋 2010.2〉H22.11.14読了