Story Seller (新潮文庫)
販売元:新潮社
発売日:2009-01-28
おすすめ度:
クチコミを見る
「首折り男の周辺」伊坂幸太郎
株に失敗した妻の借金を賄うため、長年住んでいた家を手放し、アパートに越してきた老夫婦。隣人が首を折られて殺害されていた犯人像に似ていた。
中島翔はクラスメートに幽霊はいないと言った事でいじめに遭うようになる。
小笠原は気の弱い男で、気が付いたら借金が出来ていた。ある日、小笠原は大藪と言う男に間違えられ、事件に巻き込まれる。
「プロトンの中の孤独」近藤史恵
かつてスペインでロードレースを経験した赤城直輝は、挫折を味わい日本に戻ってきた。所属するチームの雰囲気は居心地が悪かったが、同じように新参者の石尾豪という男が気になっていた。
「ストーリー・セラー」有川浩
妻が奇病に罹った。思考すればするほど脳の機能が低下する病気に。それは、小説家の彼女にとってはそれだけで「死」を示すものだった。
「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信
小栗家は祖母に支配されている。純香は感情を失った母と頼りない婿養子の父と祖母に怯えながら暮らしていた。15になったとき、自分に使用人がついた。それが五十鈴だった。
「333のテッペン」佐藤友哉
東京タワーの頭頂部で男が死んでいるのが見つかった。東京タワー内にある「てんもん商店」に勤める土江田はその事件を担当するらしい探偵と出会う。
「光の箱」道尾秀介
童話作家となった卯月圭介は、かつての同級生だった富沢と言う男から連絡を受け、同窓会の会場へ向かっていた。高校卒業後すぐに上京した彼は、地元に戻るのは久しぶりだった。戻る途中、彼は同級生だった弥生は来るのだろうかと考える。
「ここじゃない場所」本多孝好
郷谷利奈は同じクラスの秋山の事をずっと見つめていた。友達はリナが秋山の事を好きなのだと思っていたが、そうではなかった。
ずっと気になっていたアンソロジーです。ようやく読めました。
なんてったって作者陣が豪華!読まないわけにはいかないですよね。
では順番に感想を・・・
「首折り男の周辺」
伊坂さんらしい、登場人物たちが交互に登場して時間で上手く分けられている作品でした。こういう作品が好き!「ラッシュライフ」を思い出しました。
大藪さんはたくさん登場するけど、大藪さん本人だったのは、少年に最初に会った人物だけですよね?
中島君もどうなる事やらと思ったけど、何とかなってよかった。ご夫婦も。
そして、小笠原も。彼が1番変わったんじゃないでしょうか。
「プロトンの中の孤独」
「サクリファイス」の石尾が登場します。赤城・・・すみません、覚えてない^^;でも絶対に出てきているはず。このロードレースのシリーズはいつもスポーツだけではないゆがんだものが渦巻いている作品ばかりの印象です。続編が出るのなら、もっと爽やかなものが読みたいなぁ。って、そしたら物語にならないのか^^;
「ストーリー・セラー」
久しぶりの有川さん!と楽しみにしていたのですが、もの凄く重くて切なくて悲しかったです。
2人の出会いは本当に可愛らしくて素敵だったのですが、彼女が小説家になってからのいろんな問題が若い夫婦には重過ぎます・・・。この作品の単行本が出ましたよね。順番が来るのに時間がかかりますが、読むのを楽しみにしてます。
彼女が本を読むからか、若い女性が使わない難しい言葉を良く使うっていうところが、私は共感しました。私もよく、いろんな人に「何でその言葉を使うの?」とか「それ、どういう意味?」って良くきかれます^^;まあ、私は『読む側』の人間ですが。
「玉野五十鈴の誉れ」
この作品は、「儚い羊たちの祝宴」で感想を書いているので割愛。
でも、相変わらずコワカッタ・・・。
「333のテッペン」
佐藤さんの作品は初めてでした。読んだ感想としては、想像していた雰囲気と違うというか・・・読みやすかったです。イメージとしては奇抜で分かりにくいのかなぁ斗思っていたのですが。失礼いたしました。彼は助手になるんでしょうか。気になります。
「光の箱」
道尾さんは2度目です。どちらもアンソロジーの1作だけで長編を読んだ事はありません。面白かったです!こういう話だとは思わなかった。最後が感動的でした。
でも、騙されたなぁ〜・・・。いろいろやられました。
「ここじゃない場所」
本多さんはもの凄く久しぶりでした。多分「MISSING」以来じゃないでしょうか。
でも、すみません、なんだかよく分からなかった^^;
リナがひたすら被害妄想が激しくて1人で突っ走ってるのだと思った。
あの事件というか出来事も、自業自得のような・・・。う〜ん。
このアンソロジーいいですね!2,3も予約しているので、読むのが楽しみです。
〈新潮社 2009.1〉H22.9.8読了
販売元:新潮社
発売日:2009-01-28
おすすめ度:
クチコミを見る
「首折り男の周辺」伊坂幸太郎
株に失敗した妻の借金を賄うため、長年住んでいた家を手放し、アパートに越してきた老夫婦。隣人が首を折られて殺害されていた犯人像に似ていた。
中島翔はクラスメートに幽霊はいないと言った事でいじめに遭うようになる。
小笠原は気の弱い男で、気が付いたら借金が出来ていた。ある日、小笠原は大藪と言う男に間違えられ、事件に巻き込まれる。
「プロトンの中の孤独」近藤史恵
かつてスペインでロードレースを経験した赤城直輝は、挫折を味わい日本に戻ってきた。所属するチームの雰囲気は居心地が悪かったが、同じように新参者の石尾豪という男が気になっていた。
「ストーリー・セラー」有川浩
妻が奇病に罹った。思考すればするほど脳の機能が低下する病気に。それは、小説家の彼女にとってはそれだけで「死」を示すものだった。
「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信
小栗家は祖母に支配されている。純香は感情を失った母と頼りない婿養子の父と祖母に怯えながら暮らしていた。15になったとき、自分に使用人がついた。それが五十鈴だった。
「333のテッペン」佐藤友哉
東京タワーの頭頂部で男が死んでいるのが見つかった。東京タワー内にある「てんもん商店」に勤める土江田はその事件を担当するらしい探偵と出会う。
「光の箱」道尾秀介
童話作家となった卯月圭介は、かつての同級生だった富沢と言う男から連絡を受け、同窓会の会場へ向かっていた。高校卒業後すぐに上京した彼は、地元に戻るのは久しぶりだった。戻る途中、彼は同級生だった弥生は来るのだろうかと考える。
「ここじゃない場所」本多孝好
郷谷利奈は同じクラスの秋山の事をずっと見つめていた。友達はリナが秋山の事を好きなのだと思っていたが、そうではなかった。
ずっと気になっていたアンソロジーです。ようやく読めました。
なんてったって作者陣が豪華!読まないわけにはいかないですよね。
では順番に感想を・・・
「首折り男の周辺」
伊坂さんらしい、登場人物たちが交互に登場して時間で上手く分けられている作品でした。こういう作品が好き!「ラッシュライフ」を思い出しました。
大藪さんはたくさん登場するけど、大藪さん本人だったのは、少年に最初に会った人物だけですよね?
中島君もどうなる事やらと思ったけど、何とかなってよかった。ご夫婦も。
そして、小笠原も。彼が1番変わったんじゃないでしょうか。
「プロトンの中の孤独」
「サクリファイス」の石尾が登場します。赤城・・・すみません、覚えてない^^;でも絶対に出てきているはず。このロードレースのシリーズはいつもスポーツだけではないゆがんだものが渦巻いている作品ばかりの印象です。続編が出るのなら、もっと爽やかなものが読みたいなぁ。って、そしたら物語にならないのか^^;
「ストーリー・セラー」
久しぶりの有川さん!と楽しみにしていたのですが、もの凄く重くて切なくて悲しかったです。
2人の出会いは本当に可愛らしくて素敵だったのですが、彼女が小説家になってからのいろんな問題が若い夫婦には重過ぎます・・・。この作品の単行本が出ましたよね。順番が来るのに時間がかかりますが、読むのを楽しみにしてます。
彼女が本を読むからか、若い女性が使わない難しい言葉を良く使うっていうところが、私は共感しました。私もよく、いろんな人に「何でその言葉を使うの?」とか「それ、どういう意味?」って良くきかれます^^;まあ、私は『読む側』の人間ですが。
「玉野五十鈴の誉れ」
この作品は、「儚い羊たちの祝宴」で感想を書いているので割愛。
でも、相変わらずコワカッタ・・・。
「333のテッペン」
佐藤さんの作品は初めてでした。読んだ感想としては、想像していた雰囲気と違うというか・・・読みやすかったです。イメージとしては奇抜で分かりにくいのかなぁ斗思っていたのですが。失礼いたしました。彼は助手になるんでしょうか。気になります。
「光の箱」
道尾さんは2度目です。どちらもアンソロジーの1作だけで長編を読んだ事はありません。面白かったです!こういう話だとは思わなかった。最後が感動的でした。
でも、騙されたなぁ〜・・・。いろいろやられました。
「ここじゃない場所」
本多さんはもの凄く久しぶりでした。多分「MISSING」以来じゃないでしょうか。
でも、すみません、なんだかよく分からなかった^^;
リナがひたすら被害妄想が激しくて1人で突っ走ってるのだと思った。
あの事件というか出来事も、自業自得のような・・・。う〜ん。
このアンソロジーいいですね!2,3も予約しているので、読むのが楽しみです。
〈新潮社 2009.1〉H22.9.8読了
有川さんって、これと、2、3で読んでいて、
どれも(特に3を読んで)いけるかも!(笑)
って思って読み出したのです。
「ストーリー・セラー」の苗坊さんの共感に共感。
同じこと思いながら読んでたなーと思い出しましたー
読み手としても、使っちゃいますよねー
道尾さん、本多さんはあまり読まれてないんですかね?
どちらも好きな方なんで、ぜひぜひ
3まで読みましたけど、このシリーズは好きです!
って、4はないようですけど。。