世界を変えた人が、子どもだったころのお話
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104人の偉人たちの子ども時代を、ちょっと短かめに、読みやすくまとめました!
ガリレオ、坂本竜馬、マザー・テレサ、アインシュタイン、ジャンヌ・ダルク、樋口一葉……
さまざまな分野で大活躍した偉人たちは、小さいときから何でもできる「特別」な子だったのでしょうか?
いえ、いえ。そんな子ばかりではありません。
この本は、ふつうの偉人伝とちがって、日本をはじめ世界中の偉人たちの「子ども時代」を、わかりやすく魅力的な文章で紹介しています。
約3分くらいで読み聞かせができるお話をメインに扱っているので、少しの時間で、ムリをせずに読み聞かせをしたいときに活用できるでしょう。
とかく伝記は説教くさくなりがちですが、本書のお話は、思わず引きこまれ、共感できるものばかりです。
きっと、子どもたちは偉人の子ども時代と自分を重ね合わせ、勇気づけられることでしょう。
偉人達の子供時代の話が2ページで分かりやすく綴られています。
出てくる人みんな、1度は聞いたことのある偉人。
子ども時代を聴いたことのある人もいましたが、こんな苦労した人だったんだと驚いた人もいました。
面白かったけど、2ページで語られているので、これだけ?と思ってしまう部分も多くて、ちょっともったいなかったなと思います。
たとえば宮沢賢治。幼い頃のエピソードがバッタを死なせてしまったって・・・もっと何かあったのでは?と思ったり。
南方熊楠は人間百科事典って言われているから勉強も出来たのかなと思ったら、中学生以降は学校の勉強はしなかったとか、意外だなとおもったり。
勉強になった!とまではいえないけど、なるほどと面白く読むのは良かったかなと思います。
〈PHP研究所 2010.4〉H22.7.25読了