おとなの楽習シリーズ14 世界の名作おさらい
おとなの楽習シリーズ14 世界の名作おさらい
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世界の名作のあらすじ、有名な作家のプロフィールを紹介。
ホメーロスにシェイクスピア…、学校の授業で習ったから知っている。ホメーロスは古代ギリシアの詩人で、『イーリアス』『オデュッセイア』の著者。シェイクスピアはイギリスの作家で『ハムレット』『オセロー』『マクベス』『リア王』の4大悲劇が有名…。
などと作家や作品名を知っていても、内容のわからない作品が多いのでは?
本書ではギリシア、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカなど、有名作家の代表作47作品を断片的に紹介。名作の背景には時代があり、国があり、そこに生きた人たちの生活がある。作品の一節一節からはその断片を感じ取ることができる。
冒険を、恋を…、登場人物に感銘を受け、当時の生活に想いをはせることが、あなたの人生により深みを与えてくれるはず…。読みたいところから名作の世界へタイムスリップ。

思いついたときに、思いついたところをちょいと摘んで勉強し、中学レベルをさらりとおさらい。
というコンセプトの元、出来たシリーズのようです。
以前、ジュンク堂でこのシリーズを見て、読んでみたいと思ってました。
勤めている図書館で発見し、早速借りました。
これ、本当にいろんなシリーズがあるんです。いろいろ読んでみたいと思っているので、読んだら続々アップしようと思います^^
学生の時って勉強は面倒くさいですけど、大人になったら勉強したくなるってことがありますよね〜。それに適しているのかなと思います。
今回読んだのは世界の名作。
あらすじで書いたような作品でタイトルは分かるけど、内容は・・・っていうものを、数ページで解説してくれます。
分かりやすかったと思うけど、壮大なストーリーを数ページでまとめるので、何だこれ!?っていう文章もたまにあります^^;
でも、さらっと知るのにはいいのかなと思います。
「嵐が丘」とか、「ガラスの仮面」を読んで知った気でいたけど、マヤの演じていた場面は本の一部だったんだなと思ったり^^
1番印象に残ったのは「モンテ・クリスト伯」でした。
「岩窟王」と言う言葉は金田一少年の事件簿でそれになぞらえた事件があったので、名前は知っていたのですが^^;
こんなに悲しくて怖くて切ない話だったんだなぁと思いました。
でも、恨みのある人物だけに復讐をして、その人たち以外は傷つけないというのが印象的。
全く知らない作品もありました。
それを覚えているかは別として^^;面白かったです。
次は何の勉強をしようかな。

〈自由国民社 2010.3〉H22.7.5読了