
理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)
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オススメ!
某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――
吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。
かくなる上は幽霊など出ないことを立証するため、部長は部員の秋野麻衣とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。
しかし自分たちだけでは信憑性に欠ける、正しいことを証明するには第三者の立会いが必要だ。
……かくして第三者として白羽の矢を立てられた葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた!
にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?
しんちゃんさんが、米澤さんが好きならこの方も好きになると思います〜
と教えていただいた作家さんです。
お名前は拝見しておりましたが、読んだ事はありませんでした。しかも、私、ニトリさんだと思っていたのですが、ニタドリさんなんですね。もう覚えました。
確かに、面白いミステリでした^^
好きです。コミカルな雰囲気は初野作品を思い出しましたが。
高校で話題になっている幽霊が出るという噂。そして壁男。
小学校の時に流行った七不思議みたいな感じかな。主人公の葉山君が可愛らしくて一生懸命で良いですね。
伊神さんに助手と任命されてこき使われているけど、警察のように聞き込みをするところはとても好感が持てます。
フルートを吹く幽霊の正体と元凶?となった人の結末は想像できなかったなぁ。
そして、ハッピーエンドでよかったです。
次に起きた壁男!
これもなぜこんな事が起きたのかっていう結末は驚き。その後の結末も。
雰囲気はとても良かったです。
高校生たちも頭が良すぎるって言うわけではなくて、学生らしさも見えましたし。
似鳥さんの作品、好きです。
他の作品も見てみたいです。
〈東京創元社 2007.10〉H22.3.30読了
私も似鳥さんの作品、好きです。
コミカルでキャラがよくて、文化部系で・・と、こうして書くとなにやら初野さんの作品に似ていますが、どちらもそれぞれおもしろいんですよね。
続編もおもしろいので、ぜひぜひ!