結婚小説
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「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた貴世。まずは取材と蕎麦打ち合コンへ。
が、急性蕎麦アレルギーで途中退場。
出会った男は取材参加の映像作家・福原だった。
彼のDVDを観たことが貴世にもたらしたものとは…。
指をくわえて人の結婚を見てきて二十年―。
北極星ぐらい遠くにあった結婚が現実に!?女子の本音と事情に分け入る恋愛小説。
ネタバレあり
待ってましたよ〜。中島さんの新刊。
ついに結婚まできましたか。
貴世がいろいろ思い悩むのは分かる。結婚とは何か。
私も時々思う。友達で結婚している人もいるけど、自分はどうなのかなって。
彼氏はもちろんいればいいし、結婚も出来ればいいと思う。
でも、身を固めて家庭を守って子供を産んで育てる自分が全然想像がつかなくて。
今は自分のことでいっぱいいっぱいだし。
そういう人に、こういう考えもあるよっていうのが、この作品のラストの意味なのかなぁ。
でも、私はそういうことでもないと思うんだよなぁ。
好きな人と一緒にいること。暮らす事。
この作品に出てくるマンションの管理人のような考え方は嫌いだけど、同棲するならどうして結婚しないのかなっていうのは少し思う。
結婚を考えないで同棲している人だってきっといるわけで。
目の前の幸せだけを考えるだけなのはダメだと私は感じる。
男も女も、同棲している事に対して一つの責任を持つべきだと思う。
あぁ・・・何を言ってるのかわからなくなりました。
あくまで個人的な意見ですが、私は貴世の最後の選択には賛成できない。
それならちゃんと私は愛する人と同じ苗字になって夫婦として一生添い遂げたいと思う。
中島さんの作品は短いけど、自分の事も重ね合わせて結構いろいろ考えさせられる。
もしも私がアラフォーまで結婚していなくて彼氏もいなかったら、同じ事を思うのだろうか。
その前に彼氏くらいはほしいなぁと思うけど…。
もう、トキメキすら忘れてしまいつつある今日この頃・・・^^;
〈集英社 2009.12〉H22.2.8読了
結婚観は人それぞれだとは思いますが
私も貴世の最後の選択には賛成できないです。
そもそも頭の中でうだうだ考えすぎだよーと思いました。
とりあえず結婚してみればいいのにーとも思いました。
でもそれだと小説にならないですよね
お相手の男性も賛同してくれたからこういう結果になりましたが
こういう男性ってなかなかいないような気がします
この貴世の決断って結局
前の同棲相手と同じ結果になりそうでコワイです。。。