誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)
誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)
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今、明かされる、光源氏に託された平安貴族たちの怨念。
はじめに 源氏物語は実に奥深くて面白い
序 『源氏物語』を読む前に知っておきたいこと
第1章 『源氏物語』スター千一夜
第2章 『源氏物語』は極上の恋愛サスペンス
第3章 平安時代の男と女
第4章 『源氏物語』はなぜ千年間読み続けられたのか?
あとがきに代えて ほんとうにあった『源氏物語』

林真理子さん、山本淳子さんが源氏物語の面白さ、平安時代の生活について、いろんな視点で教えてくれる作品です。
「源氏物語」学生のときに勉強しましたが、部分部分だったからストーリーはあまり分からなかったんですよね。
なので、あんまり話は分かってないと思います。
登場人物も知ってたのは光源氏と桐壺と藤壺と紫の上と六条御息所くらい・・・
でも、この本はその登場人物たちについてとても分かりやすく書かれていました。
その人の位とか、光源氏との関係とか。
そして恋愛模様だったり社会的地位だったり、著者の主観なんですけど、なるほどなと思うところがたくさんあって。
面白かったです。
光源氏が主役なんですけど、出てくる人たち一人ひとりが本当に丁寧に描かれているというのも印象的。
瀬戸内寂聴さんが現代訳されているのは知ってました。
理解できるか分からないですが、時間を掛けて読んでみたいと思います。

〈小学館 2008.10〉H21.10.29読了