司書はときどき魔女になる
司書はときどき魔女になる
司書は“天職”という図書館司書の仕事とその魅力。仕事の周辺から本や映画にまつわるエピソードの数々を静かに語る。
1 図書館をめぐって(なんてったってネットワーク シスターフッド 図書館のきょうだい ほか)
2 本をめぐって(トリエステの海—『ペンキや』
読書は毒書?—『蒼ざめた馬』
国民健康増進法—『チョコレート・アンダーグラウンド』 ほか)
3 映画をめぐって(生きている限り希望がある—『ピエロの赤い鼻』
輝くペットボトル—『マラソン』
嘘がつむぐもの—『Dearフランキー』 ほか)

前回読んだ「司書はふたたび魔女になる」の先に出たほうです^^;順番を間違えました。
司書である著者の日々の出来事の短いレポートのようです。
私は司書になりたいとは言っていますが、やっぱり現実の大変さが読んでいて分かります。
無料の提供だからこそ、難しい問題ってあるんですよね。
カウンター業務だってただ愛想よく貸し出し作業をするだけでは勿論なくて、ちゃんとレファレンスできないといけないですし。
この本を読んで、私も授業で調べ方の練習をしたのを思い出しました。でも、私も探し方がヘタで、見つからないんですよねー答えが。臨機応変さとやわらかい頭が必要なのだと思いますし。難しいなー。
それから本や映画についても語られていますが、著者さんと同じく私も高楼さんの作品は好きです。私は「十一月の扉」しか読んだ事はありませんが。違う作品を改めて読んでみようと思いました。
そして「チョコレート・アンダーグラウンド」
私この本大好きなのです。といいますか、アレックス・シアラーの作品が大好きです。
この作品は、国民を健康にしようと国がチョコレートの製造・販売を禁止し、それの反対した一部の国民が地下に基地を作って闘うというもの。
チョコレートが大好きな私も、きっと一緒になって闘うと思います^^
司書さんと気になる作家さんが一緒っていうのは、ちょっと嬉しかったです。

〈郵研社 2006.4〉H21.6.11読了