シェルター
江藤恵は妹から逃げ、東京へやってきた。そこで可愛らしい少女、いずみに出会う。彼女は行く所がなく、殺されてしまうから一緒にいて欲しいという。嫌な予感がしたが、断る事ができなかった。
一方、恵が中国旅行へ行くと告げていたのに自宅でパスポートを見つけた妹、歩は動揺する。勤務先の院長合田力はあまり気にするなという。歩の彼である小松崎は仕事のため東京へ出張となり、歩の側にいることができない。しかし、その出張先の東京で、恵を見つける。
シェルターって、隠れ家、逃げ場所みたいな意味ですよね。いろんな深い意味を捉えられると思うのですが、私はちょっと違う^^;Shelter(シェルター)と聞くと胸が高鳴るのです。妄想に浸るのです。理由は下の下の下の記事に載ってますが。
という、何とも簡単な理由で手に取ったこの作品。
最初は気付かなかったのですが、合田先生のシリーズだったのですね。
まだ1作目は読んでいないのですが2作目の「茨姫はたたかう」は読んでいました。
小松崎がようやく歩と恋人同士になれてよかったなぁと思いながら読みました。
小松崎は素直だし一生懸命だし、素敵だなぁと思いました。本当に歩のことを大切に思っているんだろうなと思いましたし。
恵と歩は過去に深い深い傷を負っていたと言う事は知っていたのですが、第3弾でようやくその出来事が分かりました。
本当に、酷いです。2人の関係が変わってしまった原因が本当に切なくて可愛そうで酷いと思います。2人はまだ幼くて、大人に頼っていないと生きていけなくて、それにつけ込んだ父親の行動。許せません。
でも、これでようやく2人の距離は縮まるのかなと思うと、良かったなぁと思います。言いたい事はたくさんありますけど。
恵と歩もそうですけど、いずみちゃんも、どんな道であれ自分にとって良い方向へ向かっていってほしいです。
〈祥伝社 2003.9〉H21.4.21読了
TBありがとうございました♪
シェルターって苗坊さんには別の意味で特別なキーワードなんですね♪
近藤さんの作品はあまり読んでいないんですが、このシリーズは大好きです。続編が出ないかな〜と待っているのですが・・・(もしかしてもう出てる?)恵と歩、小松崎くんたちのの今後がとても気になります。