星のしるし
星のしるし
UFO、占い、家族…30歳を前にした会社員・果絵と周囲の人々をつなぐ、いくつもの見えないしるし。
悩みがないわけじゃない。
でも、いいあらわせない大切なものが輝きはじめる。
街と人々をやさしく包みこむ、著者の新たなる傑作。

久しぶりに読みました、柴崎作品。
何気ない日常が書かれているんだけど、惹かれます。
果絵の気持ち、理解できる所がたくさんありました。
毎日何かしら不安や悩みを抱えてる、私も。
何か悪い事を考えちゃう。
同僚のきりちゃんのような考え方、羨ましい。
やりたいことやほしいことを最短で出来る方法を考えるって、いいなぁ。
絶対そっちの方が生きてて楽しいし。
読んだ後に少しだけ、前向きになれる話でした。

〈文芸春秋 2008.10〉H21.3.18読了